あまりに忙しくて、中東情勢も、トルコ・途上国経済ウォッチングも、ウクライナ情勢横睨みも、合間に続けているけれどもブログにアップする時間が取れない。 それはそうと、本来の本業のイスラーム思想で、鼎談が出…
続きを見るウクライナ問題で問われているもの(2)米の対ロ経済制裁で日本は?~対イラン制裁も回想しつつ~
ウクライナ問題で、3月6日に、オバマ大統領は大統領令で対ロシア経済制裁の発動を命令。 これは日本にとってどういう意味を持つか。 私としては、米国の対イラン経済制裁に対する日本の反応を思い起こす。 イラ…
続きを見る土曜日の駒場Ⅰと駒場Ⅱキャンパス
ふう。土曜日の夕方6時30分に先端研の研究室にやってまいりました。 それまでは東大駒場キャンパスで、参加している科研費プロジェクトの全体研究会(といっても7・8人の小さなものです)に出席していました。…
続きを見るウクライナ問題で問われているもの(1)プーチンはバブルか実体か
ウクライナ情勢の展開が速い。早いだけでなく、逐一衛星放送やインターネットで状況が伝えられる。 2011年の「アラブの春」は、国際メディア上での瞬時の情報伝達とフィードバックによって状況そのものが加速し…
続きを見る日本と国際メディア情報戦
数日前、NHKディレクターでノンフィクション作家の高木徹さんと対談をしていました。そのうちとある雑誌に出る予定ですが、対談の内容は出た時に紹介するとして、対談でも素材にした、高木さんの新刊をご紹介。 …
続きを見るメッカ巡礼とパンデミックの関係
先日、サウジを中心に広がっているMERS(中東呼吸器症候群)について紹介したけれども、エジプトでも初めての死者が出た。 “First Egyptian dies from MERS in …
続きを見るぎりぎりの入稿を繰り返す
昨日、四ヶ月ぐらいかけて、しばしば夜を徹してでも書いてきた、アラブ諸国の移行期政治を比較する論文を、どうにか入稿。まだ若干注の表記が一貫しなかったりするので、最終段階で直さなければいけないところもある…
続きを見る「右派から距離をおく日本政府」の必死の情報戦
印象に残った記事。 “Japan distances itself from right-wing statements” Washingotn Post(AP), Febru…
続きを見る在米エジプト人研究者の苦衷
前のエントリの続き。閉ざされたエジプト社会の脱線ぶりと、在外エジプト人には鮮烈なギャップがある。 エジプト人の優秀な人はこぞって海外に出るので、特にアメリカで、科学研究の場で出世している人が多い。例え…
続きを見るエイズとC型肝炎にも勝利したエジプト軍
インターネットの時代になって、怖いのは、どこの国でも、夜郎自大に自国民を威圧してこられたエラいさんの、実態としてはトホホな水準の発言や、それをもてはやす一部の人の行状が、一瞬にして世界中に晒されてしま…
続きを見るMERS(中東呼吸器症候群)はラクダでうつるらしい
100枚(4万字)を超えた論文の詰めで朦朧としていますので、ニュース紹介は手短に。 2月20日 リビアで憲法起草委員会の直接選挙の投票が全国で行われる。 2月22日 シリア内戦ではじめて国連安保理決議…
続きを見るある日のスケジュール
研究所所属というと、「ヒマなんでしょ?」とよく聞かれる。 確かに、大学だけど研究所、というのは、大学業界の外の人には分かり難いと思う。東京大学・先端科学技術研究センター(通称「先端研」)というのは、大…
続きを見るエジプトのおバカ・ニュース(とロシアへの接近)
今のエジプトの世相を示す、オバカ・ニュース。 エジプトの民間の新聞ワタン(el-Watan)が2月19日にウェブに載せた「商人がスィースィーのロシア訪問に寄せて、ナイル河の上に、オバマはゲーム・オーバ…
続きを見るモンゴルとイスラーム的中国
見本が届いたばかりの、最新の寄稿です。 楊海英『モンゴルとイスラーム的中国』(文春学藝ライブラリー)、2014年2月20日刊(単行本は2007年、風響社より刊行) ここに「解説」を寄せました(425-…
続きを見るタバの観光バス爆破:続報
昨日のエジプト・タバでの観光バス爆破、 (1)「アンサール・バイトル・マクディス(エルサレムの支援者たち)」が犯行声明を出した。観光客に退去を勧告。 (2)内務省が、死者数を、当初の4人から3人(韓国…
続きを見るエジプト・シナイ半島タバで観光バス爆破
2月16日、エジプトの東部シナイ半島のタバで観光バスが爆破され、少なくとも4人が死亡。 爆破の映像(34秒ぐらいから)。 エジプトはシナイ半島を中心に、これまでとは違って、イラクやシリアと(程度の差は…
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