新潮社の『波』に寄稿しました。
「[新潮選書50周年特別企画]選書著者が答える『私にとって選書とは何か?』」に短文を寄せています。
今年は新潮選書創刊から50周年。これを記念して『波』で特集を設定して、そこにこれまでの執筆者が短文を寄せています。
猪木武徳先生(『自由の思想史 市場とデモクラシーは擁護できるか』)や、苅部直先生(『「維新革命」への道 「文明」を求めた十九世紀日本』)など。
椎名誠さん、池澤夏樹さん、片山杜秀さんなども短文を寄せています。
私も『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』の書き手として、この本を第一弾に新潮選書のフォーマットを利用して立ち上げていこうとしている「中東ブックレット」シリーズのマニュフェストのようなものを書きました。
ブログやSNSで情報を伝えることができる時代に、選書というフォーマットはどのように役に立てるか、がテーマです。
そういえば昨年の6月も、新潮選書のフェアに文章を寄せていました。あれもかなり力が入った特集でした。
池内恵「SNS時代こそ選書の出番」『波』2017年9月号(第51巻第9号・通巻第573号), 82頁