秋の学会シーズンの「お世話」仕事の紹介その2。戦略研究学会では理事に任命された上、大会・企画委員会にも入れていただいたので、企画をしてみました(私一人で企画したのではありませんが)。 こちらは一般聴衆…
続きを見る秋は学会(1)日本国際政治学会(10月14日〜16日)
秋は特に学会が多いですね。週末がほとんど潰れてしまいます。今時の大学教員は事務作業が多く、平日は研究をほとんどできませんので、週末の学会のための準備を別の週末や深夜にやるということが多くなります。 今…
続きを見る【今日の一枚】(33)トルコ侵攻後のシリア・イラク地図2016年9月
シリア内戦の最新の地図です。BBCが、IHS Conflict Monitorの情報に基づいて作成したもの。同様の地図をISWに基づいて出している報道機関も多くあります。 “Islamic…
続きを見る【寄稿】『プレジデントFamily』で先端研・イスラム政治思想分野が紹介
インタビューが掲載されました。 『プレジデントFamily』2016年10月号(2016年秋号)、58-59頁 こういう形態の雑誌に載ることは少なかったので、私自身が理解を試みたうえで説明しますと、『…
続きを見る【今日の一枚】(32)中東の国境線を引き直すなら(6)「イスラーム復興」の野望
中東再分割の地図をいろいろ紹介してきましたが、最も話題になった、印象に残っているのはこれかもしれません。 出典:“The ISIS map of the world: Militants …
続きを見る【今日の一枚】(31)中東の国境線を引き直すなら(5)イスラーム国の黒地図
中東再分割の地図でもっとも有名といえば、「イスラーム国」による中東、そして世界の再分割の野望を示したものとして出回っている、黒地図でしょう。真偽のほどは分かりません。このような発想は広くアラブ世界の民…
続きを見る【今日の一枚】(30)中東の国境線を引き直すなら(4)2007年末のゴールドバーグの記事
ロビン・ライトの中東再分割地図の記事がニューヨーク・タイムズ紙に出て議論の軸になると(この人は英語圏で中東に関していつもそのような役割を負うようですが)、例のArmed Forces Journalは…
続きを見る【今日の一枚】(29)中東の国境線を引き直すなら(3)米退役軍人作家の奇想
中東再分割の地図としてもっとも有名で、物議を醸したものが、これ。2006年に、米国の退役軍人の作家が、米軍人さん向けの雑誌Armed Forces Journalに載せたもの。民族や宗派に合致するよう…
続きを見る【今日の一枚】(28)中東の国境を引き直すなら(2)キング・クレーン報告書
中東を再分割するなら?という思考実験で用いられる地図のその2。1919年のキング・クレーン委員会の報告書で行われた提案。2013年にアトランティック誌が引っ張り出して来て、ちょっと話題になりました。 …
続きを見る【今日の一枚】(27)中東の国境を引き直すなら(1)ロビン・ライトが書いたもの
シリアの分割を考えるときに参照される歴史地図を先日示しましたが、中東全体に国境線を引き直すなら、という思考実験は多く行われています。いくつか紹介しましょう。 一つはこれ。 出典:Robin Wrigh…
続きを見る【今日の一枚】(26)シリア内戦の地図と言えばInstitute of the Study of War
地図をいろいろ紹介していますが、これらはみな、英語圏の有力メディアやシンクタンクが上手にcartographyを駆使して作ってくれたものを借用しています(出典とURLは明記してあります)。 New Y…
続きを見る【今日の一枚】(25)シリアを分割するなら フランス委任統治時代の試み
本日の地図はこれ。諸勢力が割拠して、徐々に複雑な戦線がまとめられていった先に、何があるか。思考実験ですが、かつてはこんな地図もあったよ、ということで時々参照される地図です。かつてシリアはこのように「分…
続きを見る【今日の一枚】(24)シリア北部「回廊」地帯の詳細
昨日の日経新聞の「経済教室」や、先日の『フォーサイト』への寄稿を読んでいただいた人には、分かりやすいかもしれない。 出典:Fabrice Balanche, “The Die Is Cas…
続きを見る【寄稿】日経新聞「経済教室」への今朝の寄稿と、過去の寄稿のリスト
昨日お知らせしていましたが、今朝の日本経済新聞朝刊の「経済教室」欄に論稿が掲載されています。 池内恵「流動化する中東(下)シリアの混乱、収束みえず トルコへ波及懸念高まる」『日本経済新聞』2016年…
続きを見る【寄稿】明日(9月1日)日経新聞「経済教室」に
明日、9月1日の日経新聞「経済教室」に寄稿しています。3回シリーズ「流動化する中東」の第3回(下)です。体調を崩していたので間に合うかおぼつかなかったのですが、最終回にどうにか間に合いました。 シリー…
続きを見る【今日の一枚】(23)シリア内戦の相関図(2016年8月現在)
「シリア内戦の諸当事者の数と相関関係はこんなに複雑!」という図は、英語圏の主要メディアが何度となく、手を替え品を替え、グラフィックの能力を競うかのように、出してきました。若干面白半分というか、呆れ半分…
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