なぜアラブ世界のリベラル派はふがいないのか。政治基盤がないにもかかわらず、影響力や発言力はある。それはある種の「支配」と言っていい。しかし肝心な時になると頼りにならず、特にムスリム同胞団など大衆的なイ…
続きを見る【新企画】イスラーム政治思想のことば(1)イスラーム諸国で近代のリベラリズムが抱える制約と限界
新コーナーです。 「イスラーム政治思想のことば」と題して、イスラーム政治思想の有名な著作から一節を抜き書きしたり、イスラーム政治思想を論じる際に不可避の論点を特定した、長期的に残る研究書の名著から、主…
続きを見る【寄稿】『アステイオン』に、国際秩序をめぐる大著の数々を大ざっぱに総覧
長めの論考が『アステイオン』に掲載されました。というか、されます。すでに見本はもらっていますが、奥付上は5月26日に刊行とのこと。書店で予約しておくと真っ先に読めます。 池内恵「二十一世紀の『大きな話…
続きを見る【引用】『ポピュリズムと欧州動乱 フランスはEU崩壊の引き金を引くのか』に『朝日新聞』掲載の発言が再録
昨年10月21日に『朝日新聞』に掲載されたコメントの一部が、最近刊行された本に再録されています。 国末憲人『ポピュリズムと欧州動乱 フランスはEU崩壊の引き金を引くのか』(講談社+α新書、2017年4…
続きを見る【寄稿】『ブリタニカ国際年鑑』2017年版に昨年のイスラーム教の動向について
今年も、『ブリタニカ国際年鑑』の宗教のセクションの、「イスラム教」の項目を寄稿しました。 池内恵「イスラム教」『ブリタニカ国際年鑑』2017年版、2017年4月、206頁 過去1年のイスラーム世界・イ…
続きを見る【寄稿】「ソマリエメン」と言ってみたかっただけ?『中東協力センターニュース』4月号に
少しこの欄での通知が遅れましたが、『中東協力センターニュース』4月号に論考を載せております。 池内恵「『ソマリエメン』の誕生? 紅海岸の要衝ジブチを歩く」『中東協力センターニュース』2017年4月号,…
続きを見る【書評】webRonzaに『サイクス=ピコ協定』の書評(記録メモ)
『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』への書評をこのブログで記録しておきたいのですが、採録できていないものが多くあります。少し前のものですが、ここでメモしておきます。 木村剛久「[書評]『サイクス=ピコ協…
続きを見る【書評】『望星』で『サイクス=ピコ協定』について
もう一本、じっくり読み込んで書評していただいていたのを、ちょっと遅くなりましたが、紹介します。 丸山純「中東の過去と現在を見通してイスラームとの共生を探る」『望星』2016年12月号(通巻571号)、…
続きを見る【書評】『サイクス=ピコ協定』が『歴史と地理 世界史の研究』(山川出版社)で書評
まず、『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』の7刷が決定しました! 少部数ずつ小刻みの増刷ですから、累計しても「ベストセラー」というほどの数ではありませんが、刊行から一年あまり、ずっと売れ続けているのは素…
続きを見る『日経新聞』で紹介(記録メモ)
昨日の日経新聞への寄稿をPDFデータで手元に残しておこうと日経テレコンを検索したところ、昨年12月にも『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』について取り上げていただいていたようです。時事問題に関係する本を…
続きを見る【寄稿】『日経新聞』経済教室にシリアの化学兵器使用と米の空爆について
寄稿しました。 池内恵「米国のシリア攻撃、展望は――米政策の不可測性に長短、強い指導力発揮は望めず(経済教室)」『日本経済新聞』2017年4月18日 過去の日経新聞への寄稿については、このエントリでま…
続きを見る【講演】五月祭で軍事史サークル主催にて
東京大学の五月祭で講演をします。 東大戦史研というサークルの主催です。 演題:「グローバル・ジハード――組織なき組織の動員と戦略」 講演者:池内恵(東京大学・先端科学技術研究センター・准教授) 開催日…
続きを見る【寄稿】先端研30周年ウェブサイトでイスラーム教と脳の関係を
このブログではお久しぶりです。新年度になってしまいました。3月は半ばにポーランド・ワルシャワ、そして月末から4月初冬にかけて、年度またぎでジブチとイスタンブールに現地調査に行って来ました。帰国直後から…
続きを見る【寄稿】伊奈久喜さんの追悼文を『公研』に
日経新聞の記者で、外交コラムで著名だった伊奈久喜さんが昨年4月に亡くなりましたが、今年の1月に追悼の会が開かれたのをきっかけに、追悼文を書いてみました。『公研』2月号に掲載されています。 池内恵「伊奈…
続きを見る2017年度の学会報告予定
行政的には2016年度がそろそろ終わる時期で、報告書や予算・決算書類作成、必要証票を揃えるので忙しくしていますが、来週末にも、東欧にちょっと行って学会発表をしたり、そして年度末には、マイレージを利用し…
続きを見る【寄稿】『国際政治』に書評:米国が担う国際秩序形成について
日本国際政治学会の学会誌『国際政治』第186号に書評を寄稿しました。 池内恵「書評 ウォルター・ラッセル・ミード著 寺下滝郎訳『神と黄金(上・下)』」『国際政治』第186号、2017年1月, pp. …
続きを見る