ここのところ年度末・年初ということもあって、研究プロジェクトを閉じたり開いたりの事務書類のやり取りや、各種連絡に追われている。本をまとめる作業も複数進行中。 ついでに自分の書いてきた原稿も整理中。…
続きを見る「危機の震源」がだんだん近づいてきますね
ウクライナ危機の陰で進んでいた、台湾の学生を中心とした、台中サービス貿易協定締結強行に反対する、反政府抗議行動の高まり。 思考実験として、そして将来への現実的な備えとして考えておかなければならない…
続きを見る『外交』に連載した英語書籍の書評リスト
先ほど、『書物の運命』以来書評は書いていない、と記しましたけれども、例外的に、外務省発行の『外交』にだけは書評連載を一年半ほど持っていました。 この時も、ご依頼に対して条件を付けた逆提案をしたとこ…
続きを見る読書日記の連載を始めます(週刊『エコノミスト』)
そうそう、すぐ近くにあるけどめったに行かない東大教養学部まで歩いたのは、桜を見るのが目的ではありませんでした。大学生協の書店に行ったのでした。先端研のある駒場Ⅱキャンパス(駒場リサーチキャンパス)は…
続きを見る先端研の春
新学期ですね。いろいろ棚卸し、在庫整理的なことをして終日研究室にて過ごす。 桜も満開。まだつぼみばかりの枝もあり、とうぶん目を休めてくれそう。 教養学部の生協の書店まで歩く。先端研のある代々木上…
続きを見る『UP』連載のリスト
2011年の「アラブの春」の勃発以来、『UP』では発表の場、思考の場を与えていただきました。 ここで一連の寄稿をリストにして整理してみたいと思います。 まず、チュニジアとエジプトでの政権崩壊と、…
続きを見る【寄稿】移行期政治の「ゲームのルール」『UP』4月号
年度末の納入。もう一本。 池内恵「移行期政治の「ゲームのルール」──当面の帰結を分けた要因は何か」《転換期の中東政治を読む11(最終回)》『UP』東京大学出版会、38-45頁 ほぼ2号に一回のペー…
続きを見る【論文】「指導者なきジハード」の戦略と組織『戦略研究』14号
年度末なので、成果物の取りまとめ。まずは論文。 戦略研究学会の特集号が「戦略とリーダーシップ」だったので、会員になって投稿してみました。依頼される原稿ばかり書いていると自分のテーマが掘り進められま…
続きを見る【論文】アラブの春後の移行期政治
年度末のためか成果が多く出てきています。 原稿用紙(←もう使わないか)で165枚以上、の大論文が刊行されました。 池内恵「『アラブの春』後の移行期過程」『中東レビュー』Volume 1、アジア経済…
続きを見る【寄稿】(高木徹氏と)「『日中関係の悪化』から考える国際世論を味方に付ける方法」
気が付いたらプロ野球が始まっており、桜が咲きかけていました。今日の風でもまだ大丈夫そうですね。 先日書いた(「日本と国際メディア情報戦」3月1日)、高木徹さんとの対談が『クーリエ・ジャポン』に掲載され…
続きを見るマニラ2000
ミンダナオ和平の話のついで。 そういえば2000年にもマニラに立ち寄ったことがあった。その時も新聞を開けばミンダナオ紛争ばかりだった。2000年にMILFとフィリピン政府は全面的な衝突を繰り広げて…
続きを見るミンダナオ紛争で和平合意が調印
3月27日に、フィリピンで政府とモロ・イスラーム解放戦線(Moro Islamic Liberation Front: MILF)が「包括和平合意文書」に調印した。 (リンクはなんとなくマレーシア・…
続きを見る【寄稿】オバマの「サウジ訪問」隠れた争点は「エジプト」『フォーサイト』
ドーハから帰国しました。滞在中に合間に書いていた論稿が『フォーサイト』に掲載されました。 明日28日の米オバマ大統領のサウジ訪問を迎える、サウジとGCCの現状について。 池内恵「オバマの「サウジ…
続きを見るアラブ連盟サミットに向けて
カタールのドーハに来ています。 先日書いたように(「オバマ大統領のサウジ訪問でGCCの内紛は収まるのか」)、オバマ大統領のサウジ訪問の際に行われる予定だった米・GCC首脳会議が中止になり、GCCの…
続きを見るオバマ大統領のサウジ訪問でGCCの内紛は収まるのか
オランダのハーグで行われる第3回核安全保障サミットに注目が集まる。ロシアのプーチン大統領が欠席するので、ウクライナ危機について西側諸国が一致してどのような対応を取れるのかが問われる。 日本にとって…
続きを見るそれにしても
先日の朱建栄先生の件も、今回の王柯先生の件も(もし政治的事案なのであれば)、中国共産党の見解もかなり取り入れて日本社会に説明するような姿勢をもった人の方が、中国に戻った時に問題にされているというのは…
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