【今日の一枚】(34)過去1年の「イスラーム国」支配領域の縮減
久しぶりに「地図で見る中東情勢」のカテゴリーに項目を加えてみましょう。 【中東情勢の分析については、2014年から15年にかけては、このブログでかなり詳細に行っていましたが、『フォーサイト』の「池内恵…
池内恵(いけうち さとし)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。予想外に評判となってしまったFC2ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝(http://chutoislam.blog.fc2.com/)」からすべての項目を移行しました。過去の項目もここから全て読めます。経歴・所属等は本ブログのプロフィール(http://ikeuchisatoshi.com/profile/)からご覧ください。
久しぶりに「地図で見る中東情勢」のカテゴリーに項目を加えてみましょう。 【中東情勢の分析については、2014年から15年にかけては、このブログでかなり詳細に行っていましたが、『フォーサイト』の「池内恵…
9月20日に、第297回毎日メトロポリタンアカデミーで講演します。 毎日新聞社の主催。毎日出版文化賞を2015年にいただいたご縁で講演を設定してくださったようです。 演題は「イスラム国(IS)はどこへ…
6月21日朝、サウジ、そして中東を揺るがす発表がありました。サルマーン国王が、皇太子のムハンマド・ビン・ナーイフを更迭し、実子のムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子を皇太子に昇格させたのです。 そのサ…
なぜアラブ世界のリベラル派はふがいないのか。政治基盤がないにもかかわらず、影響力や発言力はある。それはある種の「支配」と言っていい。しかし肝心な時になると頼りにならず、特にムスリム同胞団など大衆的なイ…
昨年10月21日に『朝日新聞』に掲載されたコメントの一部が、最近刊行された本に再録されています。 国末憲人『ポピュリズムと欧州動乱 フランスはEU崩壊の引き金を引くのか』(講談社+α新書、2017年4…
今年も、『ブリタニカ国際年鑑』の宗教のセクションの、「イスラム教」の項目を寄稿しました。 池内恵「イスラム教」『ブリタニカ国際年鑑』2017年版、2017年4月、206頁 過去1年のイスラーム世界・イ…
もう一本、じっくり読み込んで書評していただいていたのを、ちょっと遅くなりましたが、紹介します。 丸山純「中東の過去と現在を見通してイスラームとの共生を探る」『望星』2016年12月号(通巻571号)、…
日本国際政治学会の学会誌『国際政治』第186号に書評を寄稿しました。 池内恵「書評 ウォルター・ラッセル・ミード著 寺下滝郎訳『神と黄金(上・下)』」『国際政治』第186号、2017年1月, pp. …
寄稿しました。 池内恵「湾岸諸国の「アフリカの角」地域への進出––その可能性とリスク」『中東協力センターニュース』2017年1月号、14−19頁 連載「中東 混沌の中の秩序」の第8回です。この「連載」…
中公新書を紹介するウェブサイト「web中公新書」が今日オープンした模様です。 寄稿していたので、掲載の連絡を受けて見てみました。どことなくかわいらしくて落ち着くサイトですね。 このウェブサイトの基本コ…
シリア内戦の最新の地図です。BBCが、IHS Conflict Monitorの情報に基づいて作成したもの。同様の地図をISWに基づいて出している報道機関も多くあります。 “Islamic…
インタビューが掲載されました。 『プレジデントFamily』2016年10月号(2016年秋号)、58-59頁 こういう形態の雑誌に載ることは少なかったので、私自身が理解を試みたうえで説明しますと、『…
中東再分割の地図をいろいろ紹介してきましたが、最も話題になった、印象に残っているのはこれかもしれません。 出典:“The ISIS map of the world: Militants …
中東再分割の地図でもっとも有名といえば、「イスラーム国」による中東、そして世界の再分割の野望を示したものとして出回っている、黒地図でしょう。真偽のほどは分かりません。このような発想は広くアラブ世界の民…
ロビン・ライトの中東再分割地図の記事がニューヨーク・タイムズ紙に出て議論の軸になると(この人は英語圏で中東に関していつもそのような役割を負うようですが)、例のArmed Forces Journalは…
中東を再分割するなら?という思考実験で用いられる地図のその2。1919年のキング・クレーン委員会の報告書で行われた提案。2013年にアトランティック誌が引っ張り出して来て、ちょっと話題になりました。 …