【日めくり古典】イデオロギーで権力闘争を覆い隠すのはむしろ当然

ゆったりと今日もモーゲンソー。なんとなく始めた「日めくり」連載ですが、長くかかりそうです。今忙しいのでまとめて予約自動投稿です。連休中仕事で出かけています。私を探さないでください。私はここにはいません…

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【日めくり古典】もっと、モーゲンソー『国際政治』ですが。。。

政治とイデオロギーの関係についての続き。よっぽどこれに頭を悩ませているらしい。 モーゲンソー『国際政治(上)――権力と平和』(岩波文庫) 「まず、これらのイデオロギーは、特定個人の偽善の偶然の産物では…

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【日めくり古典】まだまだ、モーゲンソーの見る政治イデオロギー

モーゲンソー『国際政治(上)――権力と平和』(岩波文庫) 「政治の基本的な発現形態、すなわち権力闘争は、しばしばありのままにはあらわれない。このことは、国内政治にせよ国際政治にせよ、あらゆる政治に特有…

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【日めくり古典】良い動機が良い政策や良い結果をもたらすとは限らない

承前。 モーゲンソー『国際政治(上)――権力と平和』(岩波文庫) 第二に、政治家の意図や動機が立派なものであったとしても、それが道義的な政策をもたらすとは限らないし、成功する政策をもたらすとも限らない…

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【日めくり古典】政治とイデオロギーは古来不可分(理論的分析は別の視点から)

もう少し、モーゲンソーの『国際政治』を。4回目。 政治の理論的な分析は、往々にして人びとの同意を得ることができないとモーゲンソーはいう。それは人びとが政治を理念やイデオロギーと絡めて理解しているからで…

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【帰ってきた】おじさん雑誌レビュー『中央公論』10月号は、戦後70年談話のテキスト分析から欧州の終焉まで

『中央公論』は最近中堅どころの研究者の原稿をよく掲載するようになって、研究者同士で議論するような内容を一般向けに載せてくれているので、毎号興味深いものをメモしておこうと思うのだが、出張に行っていたり時…

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【寄稿】シリア難民に対する西欧の倫理的義務とは

8月末から9月初頭にかけて、シリア難民の波が、難民申請受理の条件を緩めたドイツを目指して殺到しているのが国際メディアで伝えられる。 これは私がここのところ難産の論文で理論的に取り組んでいる、中東の過去…

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【地図】地中海の難民・移民の流れ

シリア難民の西欧(特にドイツ)への大量流入が話題になっているが、問題自体は2011年の「アラブの春」で各国の政権が揺れたり内戦が生じたりしてすぐに発生しており、2013年頃から激化していた。 そしてこ…

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