久しぶりに、『イスラーム国の衝撃』についてアップデート。 『イスラーム国の衝撃』には韓国語訳があります。かなり前に出ているはずです。しかし手元に送られてこないのです。翻訳されてもなかなか著者の手元に来…
続きを見る【寄稿】『週刊エコノミスト』でモーゲンソー『国際政治』を取り上げたら学会誌『国際政治』でもモーゲンソーを
『週刊エコノミスト』で5回に1回担当する読書日記、15回目の今回は、このブログの「日めくり古典」で長期にわたって少しずつ紹介した、モーゲンソー『国際政治』を取り上げました。紙媒体とのメディア・ミックス…
続きを見る【日めくり地図】アフガニスタンのターリバーンと「イスラーム国」による攻撃箇所
ターリバーンのクンドゥズ制圧を受けて、10月1日にアフガニスタンの地図を載せておいたのですが、アフガニスタン国軍による奪還作戦を支援した米軍のクンドゥズ空爆が、「国境なき医師団」の病院を誤爆したという…
続きを見る【日めくり地図】ターリバーンが支配領域を拡大
今日の地図。 9月28日、アフガニスタン北部クンドゥズをターリーバンが制圧。アフガニスタン政府軍が奪還作戦を行っている。 アフガニスタン全土の地図を見ると、各地にターリバーンの活動地域が広がっている。…
続きを見る【地図で読む】「アサド朝シリア」を支えるロシア軍基地
今日の地図。 “Russia’s move into Syria upends U.S. plans,” Washington Post, September 26, 2015…
続きを見る【地図で読む】国境フェンスのグローバル化
グローバル化が進展すると人の動きが活発になるが、同時に人の動きを妨げるフェンスの設置や、国境管理の復活も生じてくるという話、前回からの続き。 国境フェンスや分離壁・壁の設置は、ヨーロッパの各種境界に現…
続きを見る【寄稿】プーチンの国連総会演説はシリア問題を解決に向かわせるか
本日9月28日にニューヨークの国連総会で行われるロシアのプーチン大統領の一般討論演説は、最近のシリア・アサド政権への軍事支援増強を背景に、シリア政策で欧米に同意を迫る、ついでにウクライナなど他の問題で…
続きを見る【地図で読む】グローバル化すると壁が増える逆説
「日めくり古典」は少しお休みしてまた再開するとして、「地図」を、もっと連載化したいところ。 難民問題についてはいくつか取り上げてきたのだが【1】【2】、その続き。 シリア難民(を偽装するその他の国から…
続きを見る【日めくり古典】・・・そして崩壊、そして
『モーゲンソー 国際政治(中)――権力と平和』(岩波文庫) ヨーロッパ古典外交の最盛期には、ヨーロッパの国際政治に参加する各国の間には、知的・道義的コンセンサスがあった。それを前提として勢力均衡は機能…
続きを見る【日めくり古典】ヨーロッパ古典外交の成熟と・・・
まだこの本ですよ。 『モーゲンソー 国際政治(中)――権力と平和』(岩波文庫) 道義的コンセンサスがあるがゆえに、西欧の国家間の政治的争いが「控えめで節度があった」時期の例として、モーゲンソーは具体的…
続きを見る【日めくり古典】勢力均衡を可能にする条件とは
依然としてこの本ですが。 『モーゲンソー 国際政治(中)――権力と平和』(岩波文庫) ここまでに、モーゲンソーが勢力均衡を評価する部分を見てきました。そうすると、意外にも、モーゲンソーは勢力均衡の限界…
続きを見る【日めくり古典】勢力均衡の逆説
中巻に入ったモーゲンソー『国際政治』ですが、現状維持国とそれに挑戦する国(ここでは「帝国主義国」)との間に走る緊張と、その結果としての戦争の危険性の高まり、という話題になりましたので、俄然、現代の問題…
続きを見る【日めくり古典】勢力均衡はむしろ戦争をもたらしてきた?
さて、モーゲンソー『国際政治』を読み続けていますが、ずっと上巻だったので、今日は中巻に飛んでみましょう。 『モーゲンソー 国際政治(中)――権力と平和』(岩波文庫) これまでのテーマの続き。イデオロギ…
続きを見る【寄稿】『UP』8月号には『アラブの春とはなんだったのか?』へのプレビュー
滞っていた寄稿情報の追加。 『UP』(東大出版会)の8月号には、当初今年4月に予定していた刊行を延期してじっくり取り組んでいる『アラブの春とはなんだったのか』のプレビューとも言えるエッセーを寄稿した。…
続きを見る【寄稿】『読売クオータリー』に講演「イスラム思想と中東情勢」の要旨が
このブログの基本機能は、寄稿した文章をその都度広報しつつ書誌情報を記録しておいて、溜まってしまうと面倒な執筆リスト作成の土台とするためだったが、最近寄稿情報のアップが滞っている。一生懸命論文書いている…
続きを見る【日めくり古典】モーゲンソー『国際政治』から翻訳者に遡ってみた
ここのところずっとこの本からの抜き書きをしているのだが、 今日は一休みして回り道。 この本は、私は学生時代に読んだはずなんだけれども、こんなに読みやすかった印象がない。私の方で何かが変わったのか、世の…
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