先日は「リビアの分裂状況(その3)」で、まだら状に「イスラーム国」を名乗る、忠誠を誓う勢力が出てきた(イラクやシリアの「イスラーム国」との組織的なつながりがあるかというと、それほどなく、むしろ「鞍替え…
続きを見る【今日の一枚】(5)リビアの分裂状況(その3)「イスラーム国」への呼応の萌芽期
ここのところ、リビアの分裂の進展についての地図を2枚お見せしましたが、今日は3枚目。2015年5月にニューヨーク・タイムズ紙のウェブサイトに掲載されたものです。 “How ISIS Exp…
続きを見る【今日の一枚】(4)リビアの分裂状況(その2)全土
前回に続いてリビアの地図。BBCがよく使っているリビア全土の割拠の地図を貼っておきましょう。どうやら2015年8月現在の状況のようですね。 “Guide to key Libyan mil…
続きを見る【いただいた本】女王陛下のブルーリボン
「いただいた本」。どれにいたしましょうか。 この本を再び手に取ってみました。 『女王陛下のブルーリボン―ガーター勲章とイギリス外交』(NTT出版、2004年) 君塚先生とは、人を介して知り合ってから、…
続きを見る【インタビュー】週刊東洋経済に『増補新版 イスラーム世界の論じ方』について
インタビューが昨日発売の『週刊東洋経済』に掲載されています。 嬉しいことに、『増補新版 イスラーム世界の論じ方』について話を聞きに来てくれました。 「ブックス&トレンズ 『増補新版 イスラーム世界の論…
続きを見る【今日の一枚】(3)リビアの分裂状況(その1)沿岸部(2016年2月)
今日の地図。リビアの分裂状況。 リビアの複数の「議会」に基づく複数の政府や、国連の支援の下での挙国一致政府の拠点、また様々な民兵集団の群雄割拠については、いろいろな地図がある。その中で「イスラーム国」…
続きを見る【今日の一枚】(2)サイクス=ピコ協定の「完全版」
今日の一枚。 (出典:イギリスのナショナル・アーカイブに入っている地図で写真が広く出回っていますが、ここではウォール・ストリート・ジャーナル紙の記事から。“Would New Border…
続きを見る【今日の一枚】(1)中東「一人一国」構想
昨日は新コーナー「いただいた本」の第1回でしたが、今日は「地図で見る中東情勢」のカテゴリーを復活させてみましょう(高坂正堯『世界地図の中で考える』(新潮選書)も再刊されましたし)。 PCで右下にあるカ…
続きを見る【いただいた本】高坂正堯と戦後日本
ブログの新企画で、「いただきもの」シリーズをやるよ、と予告してしまったので第1回。緊張するな。自意識過剰。 いろいろ考えたんですが、最近いただいたということもあるし、またいろいろ考えるとこれかな。 五…
続きを見る【新カテゴリー】寄贈していただいた本に現れる、日本の学問と言論の状況
突然に新コーナーです。 このブログは開設当初は中東のニュース解説をかなり詳細に行ったり、人質事件などの際には日本の大手メディアやソーシャル・メディアに流れる情報を整除し、適切な指針を示すクリアリング・…
続きを見る【寄稿】シリア内戦の現状と中東国際秩序について『潮』7月号に
『潮』7月号にインタビュー記事が掲載されました。 池内恵「サイクス=ピコ協定-100年後の課題と中東の未来」『潮』2016年7月号(7月5日発売)、50‐55頁 『潮』2016年07 月号 『潮』には…
続きを見る【講演】7月の予定(2)大阪経済大学「黒正塾」の寺子屋シリーズで講演
関西方面の方へ。 大阪経済大学で、公開講演を行います。 日時:7月2日(土) 演題:イスラーム教とグローバル社会 大阪経済大学日本経済史研究所が主催している「黒正塾」の一環の「第18回寺子屋」シリーズ…
続きを見る【講演】7月の予定(1)戦略研究学会の公開講演会
5月末から6月にかけての一般向けの公開講演について以前に続けて告知をしました。先月末の新潮社ラカグでの講演、先週末にかけての駒場での講演二つで、それらがほぼ終わりかけておりますが(慶應でまだ一つ大きな…
続きを見る【寄稿】『外交』5月号に中東国際政治論を
外交専門誌『外交』(外務省発行、都市出版発売)に寄稿しました。 池内恵「中東にみる「国民国家」再編の射程—サイクス・ピコ協定から一〇〇年の歴史的位相」『外交』Vol.37、2016年5月号(5月27日…
続きを見る索引を公開『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』
「サポートページ」と銘打っているので、たまにはカスタマーサービスらしいことを。 昨日「重版出来!」とお知らせしました『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)ですが、最後まで読んでいただいた方には…
続きを見る重版出来!
『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)が重版されることになりました。ただいま印刷中。 学術的な本ですから、世間を騒がすベストセラー(狙い)の本よりは一ケタ少ないですが。出版社の側はこの程度は当…
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