【寄稿】中東・湾岸地域の安全保障『アジ研ワールド・トレンド』6月号

最新の寄稿です。

日本貿易振興機構アジア経済研究所の発展途上国分析の専門誌『アジ研ワールド・トレンド』6月号の特集「激変する湾岸の安全保障環境」に、論考を寄稿しました。

(現在は目次が載っているだけですが、刊行後2か月たつと各記事がPDFで無料ダウンロードできるようになります)

池内恵「中東地域の政治・安全保障における湾岸産油国の影響力──「アラブの春」後のGCC諸国の台頭とその持続性──」『アジ研ワールド・トレンド』第224号、2014年6月号、10-14頁

ペルシア湾岸の安全保障環境はまさに「激変」中で、この特集に皆で論文を出した後にも急速に動いています。

この特集が対象にするのは、ペルシア湾岸地域すなわち主にGCC諸国+イラン・イラクですが、それらの国を中心にして、パキスタンなど南アジアの一部を含んだ国際関係を考察したり、より広域の中東・北アフリカ(シリアなどの中東、エジプト、チュニジア、モロッコなどの北アフリカを含むエリア)の国際関係にペルシア湾岸諸国の最近の変動がどのような影響を及ぼしているか、といった課題を含んでいます。

私の論考は、ペルシア湾岸のアラブ産油国(GCC諸国)が、「アラブの春」以後に、より広い中東・北アフリカ国際政治へ影響力を増大させた「現象」を叙述し、その要因を考察し、今後の持続可能性について検討した・・・といったものです。米国の影響力の希薄化の「印象」がそこにどう影響を及ぼしているか、なども多少考慮しています。