新潮社の『フォーサイト』(ウェブ版)で、中東のニュースや、中東やイスラーム世界をめぐる論評などをリツイートして日本語で短く解説を加える「池内恵の中東通信」を始めました。
こんな感じのツイッター的な窓が『フォーサイト』の画面に表示されるようになりました。
まだ開設したばかりですので無料ですが、そのうち有料購読者のみが読めるようになります。
『フォーサイト』の「中東通信」の窓には、常時最新3つの記事の冒頭が表示されます。クリックすると簡易ブログ風の画面に移り、記事の全体がそれまでの記事と一緒に、読めます。
連載「中東 危機の震源を読む」も、「中東の部屋」も、続けますが、それらの枠でまとまった論考や分析を寄稿する時間的余裕がない時にも、「中東通信」の枠で、ニュースの転送と要約・解説ぐらいはできるかもしれません。
実はトップページだけでなく、他の記事を読んでいても画面右横に固定で「中東通信」の窓が表示されるので、私の記事が目当てでない読者にも、どこまで読んでも私のこの窓と私の顔写真がついてくる仕様になっておりまして、不愉快な方は、ご容赦ください。
新幹線の車両の端にあるフラッシュニュースの電光掲示板や、ブログなどに設定されているツイッターの表示画面のようにして、リアルタイムで情報が頻繁に更新されるようにすると、月刊誌ぐらいのペースでの記事が載ることが多い『フォーサイト』に、「動き」が出るような気がいたします。
私が手動でやるので、私が稼働していて手が空いている時しか更新されません。ニュースのチェックは毎日行っていることなので、備忘録的にやってみようかと思います。ツイッターやフェイスブックだと、備忘録のつもりで発信しても、後から検索するのが大変で結局備忘録にならないなどといった結果に終わりがちです。
どのツールも一長一短ですね。今回の「中東通信」は、最大限私に使いやすいように設計してくれていますが、それでもツイッターやフェイスブックに比べたら手間がかかります。
なお、この「中東・イスラーム学の風姿花伝」でも画面の右横に(PCで見ている場合は)ツイッター@chutoislamのツイートがリアルタイム表示されていますが、『フォーサイト』で始めたのは、これの日本語版とお考えください。
@chutoislamでは基本的に全く解説を加えておりません。外国語の記事をそのままリツイートするだけです。そのため、私にとっては、電車に乗っている時などに手軽にでき、速報性や頻度を高められますが、これだと英語やアラビア語を読めない人にはアクセスがしにくくなります。
それで、少し手間をかけて、日本語でツイッター的な体裁で、中東記事の要約と解説を行う実験を、『フォーサイト』で始めてみようと考えた次第です。より手間がかかるので、さすがにこれは有料にしないといけません。
無料期間のうちにお試しになって、有用ならご購読を。