【テレビ出演】3月22日(日)夜9時〜「週刊BS-TBS報道部」に出演し、チュニジア分析をします

明日日曜夜に、例外的にテレビ出演を行います。

3月22日(日)夜9時〜BS-TBSの「週刊BS-TBS報道部」にて、スタジオでチュニジア情勢について、その中での3月18日のバルドー博物館へのテロについて、解説します。

前回2月1日と同じく、元『フォーサイト』編集長の堤信輔氏がレギュラーのゲストで一緒に出演してくださるという条件の元で、また事前に番組構成について私の見解を踏まえてテレビ局側が入念に準備するという条件で、お引き受けしました。

実は私は2月7日−2月20日にかけてチュニジアへの現地調査に赴いておりました。その間にフェイスブック上で、適宜現地から情報を提供していましたが、当時は、1月7日のシャルリー・エブド紙襲撃事件から1月20日−2月1日の日本人人質脅迫殺害事件にかけての、「イスラーム国」をめぐる議論の日本での急激な政治問題化によって、世論が過熱していたことから、調査を行っている場所と期間は、意図的に分からないようにしていました。

私は危険な場所には極力立ち寄らず、とりたて重要な情報源に接触するわけでもないため、元来は動静を隠す必要は全くありません。しかしどのような誤解や曲解、宣伝の対象となるか計り知れないため、念のため居所を意図的に不明確にしていました。

しかしチュニジアにいたという痕跡を若干残しておきたい思いもあり、滞在中にチュニジアで起こった事件のうち、2月18日朝に発覚した西部カスリーン県ブー・アラーバでの、アンサール・シャリーアの傘下にあると称するウクバ・イブン・ナーフィア旅団による内務省治安部隊員4名の殺害という事件について、中東国際政治の議論では通常はあまり参照されないチュニジアのローカルなメディアの報道を紹介して、記録しておいた。

この事件は、その前に頻繁にシェアしていた、リビア情勢とイメエン情勢の悪化という文脈の上に置くと、チュニジアへ過激派の影がじわじわと忍び寄った危険な兆候、という大きな意味を持つと考えた。そのため、一見平穏なチュニジアの、辺境地域での小さなテロについて、注目されていたリビアの「イスラーム国」の動向や、エジプトの空爆などの反応、あるいはイエメンやシリアやイラクの混乱と同様の大きな意味を持つものとして、下記のように記事のサンプルを記録しておいた。

https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10202679909917944
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10202679919878193
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10202679929398431
https://www.facebook.com/satoshi.ikeuchi/posts/10202679943758790

今見ると、なんらかの兆候に触れてはいたのだが、チュニジアの治安情勢のみに集中していることはできないことから、継続的な追求の手を緩めたと思う。

なお、同様の兆候はアラブ世界の多くの専門家が感じ取っており、リビアの混乱がチュニジアおよび、アルジェリア、エジプトに及ぶ危険性について、3月半ばにかけて、徐々に警鐘の音が高く鳴らされつつあった。

しかしそのような鋭敏で継続的な分析者たちにしても、このようなテロを未然に予測できた人はいなかったと思われる。【記事の例、3月15日付の警鐘3月10日付のアラビア語元記事

本来なら、帰国してさほど期間をおかずに、ブログなどで、チュニジア政治と、チュニジアを軸にしたアラブ地域国際政治の動向や、グローバル・ジハードがチュニジアに及ぶ影響について、まとめてみようと思っていた。また、余談として、チュニジアの一般市民の休日の過ごし方など、アラブ諸国の中で例外的に平穏で安定しているチュニジアの日常や人々の生活に触れることのできるコラムなども、公開しようと下書きを準備してあったた。ただし、著作の出版予定が相次ぐ上に、中東情勢の流動化で絶えずチュニジア以外のより混乱した国・地域についての分析に迫られることから、チュニジア報告に時間を割くことができずにきた。

チュニジア報告の中には、チュニジアでの調査の重点項目である、リビアを通じた「イスラーム国」からチュニジアへの影響、チュニジアの辺境地域および首都の重要施設を狙った武装集団の動きについて、まとめる予定で、帰国後の動きも含めて逐次情報は集めてきたが、まとめる時間と労力は到底割くことができなかった。そのうちに、予想を超えた速さと規模で、手薄な警備の地点を突かれて、チュニスでテロが起きてしまった。

今回のテレビ出演では、可能な限りそれらの知見を提供して、事件の全容解明になんらかの手がかりを提供し、また今後の日本のチュニジアとの関わりのあるべき姿を示そうと思う。

なお、お世話になってきた、また信頼する堤さんとの関係でご縁ができた「週刊BS-TBS報道部」だが、前回2月1日の出演について、このブログのエントリを探したが見つからない。

どうやら忙しすぎてテレビ出演情報をブログに上げることさえできなかったようだ。代わりに1月31日にフェイスブックで通知してあった

フェイスブックの方がシェアしてコメントを走り書きするだけなので短時間でアップできるのと、この頃非常に読者が増えていたのでこちらだけでも十分と思ったのだろう。

しかしフェイスブックの検索機能の弱さ、ハッシュタグ機能の弱さを見るにつけ、やはりデータをブログに集約させなければという気になっている。

ただし、2月1日の番組出演の内容のうち、日本での人質事件をめぐる政治的な議論に一石を投じる、いわば「キラー・コンテンツ」として提示した、「1月20日脅迫ビデオの冒頭映像を見れば、イスラーム国は日本の支援が非軍事的であることを明確に認識している」という論点については、ブログのエントリで後に詳細に示しておいたこれはかなり多くの人にシェアされ、いろいろなところで議論に使われたようだ。

2月1日の出演は、堤さんのご紹介で、1週間以上前から決まって準備してきており、この日の未明にかけて、二人目の人質の殺害という痛ましい結果になったことを受けて出演したわけでも、このような事態に終わると予想していたわけでも全くない。

しかし偶然、日本でニュース番組が少ない日曜日に事件の結末が明らかになr、その直後の出演であったため、2月1日のこの番組は、BSにしてはかなり注目されたようだ。

今回のチュニジアのテロについての、これまで私が見た限りのテレビ報道では、そもそもチュニジアについてほとんど全く何の知見もないことが明らかな「専門家」の不確かな議論が目立った。

私が事件のひと月前にチュニジア調査をしていたというのは偶然にすぎず、半年ほど前に安いチケットを買って、この時期にチュニジア調査に行くと決めていたから行ったというだけである。しかし結果としてこの事件の直前のチュニジアの情勢を直接見聞きした数少ない日本人になってしまったので、その知見から言い得ることを、少しでも伝えられればいいと思っている。

今回の出演では、そもそもチュニジアの社会と政治はどのようなものなのか、日本で伝えられてこなかったチュニジアの政治変動と民主化はどのように進んできたのか、チュニジア政治の現状とチュニジアの置かれた国際関係の中で、今回のテロ事件はどのような意味を持つのかを考えてみたい。

また、「イスラーム国」やそれに共鳴して傘下入りを試みている内外の諸武装集団が、チュニジアをどのように見ているのか、どのように攻撃の対象としているのかも、検討してみたい。

このような見方は、思想史と比較政治学を用いてイラクとシリアの「イスラーム国」を分析した『イスラーム国の衝撃』と同じか、その延長線上にある。ただし、チュニジアを調査地に選んだ理由は、「イスラーム国」がこれまで伸長できなかった、浸透できなかった国に対して、イラクやシリアでの、あるいはイエメンやリビアでの「イスラーム国」と関連する組織の動きがどのような波及効果や影響をもたらすのか、というところが、次の大きな課題になると考えていたからである。その意味で、ぼんやりと感じ取ってはいたものの、やはり今回の事件は私の予想より早く、想像より大きな規模で、グローバル・ジハードの影響がチュニジアに及んだと言わざるを得ない。背後にある勢力とその意図が何なのか、できる限り情報を精査して考え直してみたい。

また、チュニジアを渡航先に選んだのは、危険の兆しが表れていたと言えども、やはりチュニジアがアラブ世界の中の比較の上で非常に安全だから、その安全な場所を拠点として、非常に危険であって私の持つ資源では身の安全を確保し得ないリビアやイエメンの動静を見る、という意味があった。

しかしそうしていたところ、チュニジアの中心にテロが及んでしまったわけで、やはり私の想像を超えた動きであったと認めざるを得ない。その程度の予見力しかないぼんやりとした人間のぼんやりとした知見だが、何かの役に立つことを願っている。

【テレビ出演】3月12日(木)夜10時〜「日経プラス10」(BSジャパン)

例外的に、テレビ出演です。

BS ジャパンの「日経プラス10」
3月12日(木)夜10:00〜BSジャパンの番組「日経プラス10」でゲスト解説をします。

BSジャパン「日経プラス10」拡大

この日の特集、「勢力拡大する『イスラム国』~日本へのテロの脅威は?」の中での「トーク+」のコーナーです。

本の執筆で全く時間がありませんが、気分転換に引き受けました。

日本人人質事件の時のような緊張感は日本にはありませんが、イラクでの「イスラーム国」掃討作戦が進んでいますので、もしかすると決定的な拠点の陥落といったリアルタイムの動きと連動して話すことになるかもしれません。

他の不要なゲストがいないという条件で引き受けました。このあたり、ご理解いただけない番組の依頼は、すべてお断りしています。

【ラジオ】今夜8時55分~9時20分、J-Waveに生出演

J-WaveのJam the Worldという番組内のBreakthroughというコーナーに8時55分ごろから9時20分ごろまで出演します。

テーマは緊迫するエルサレム。

聞き手は竹田圭吾さん。

J-Wave Jam the World

今日は午前中はじっくりイランに関与した企業人にインタビュー。こちらが聞く側。勉強になりました。もう4回になるヒアリングだが、本当に面白い深い話が出る。

午後は数件インタビュー。こちらは聞かれる側。

合間に大学のお仕事。細切れでいろいろミスる。

さらに夕飯食べてからラジオへ。聞かれる側。

もうへとへとです。声が出るか心配。

【地図と解説】「イスラーム国」への参加者の出身国~ご一緒した常岡さんのこと

今日は長い論文をぎりぎりで出したり授業を本格立ち上げしたり編集者が来たり研究会があったりで丸一日全く息抜きなし。

ということで、以前のテレビ出演の発言記録をリンクして、ちょっと地図で補足するぐらいにしておこう。

2014年9月20日(土)の「NHK週刊ニュース深読み」の文字おこしがアップされていました。

NHK深読み

NHK側が持ってきた「イスラーム国」の解説は、正直私にもよく理解できない代物なので、コメントしません。いろんな情報を無理やりつなぎ合わせたんだな、と思います。日本人の基本素養にはイスラーム教も中東世界事情も入っておらず学校でも習わず、一般的に伝わる情報は日本人から見れば否定的に見られる事象のオンパレード(だって現地には一般庶民の次元でも平和主義者とかいないですし、日本のメディアが期待するようなイイ話ってないですよ)であるのに対して、モノの本を読むと断片的に妙に理想化した話が入ってくるので、どう頑張って理解しようとしても分裂してしまう。

私のコメントについては、なるべく分かりやすくしていますし、そもそも流れがはっきりしない中で突然振られた話題に応答し、かつ分かりやすく話さないといけないので、用語の厳密性にはやや欠けている部分があるでしょう。ただ、基本的には間違ったことは言っていません。

ご一緒した常岡さん(写真で右から二番目のヒト)とは、この番組でご一緒した以外に付き合いはありませんが、チェチェン紛争の取材に基づくルポや発言については注目してきました。チェチェン紛争から流れ出てシリアに行きついたゲリラを伝手に取材をしているらしきことも漠然と知っており、お話を聞きたいと思っていました。番組の中でしかお話しできませんでしたが、貴重な機会になりました。

その後、「イスラーム国」への参加希望学生の出現で、同行取材をしようとしていたとして公安当局の捜査を受けたことで有名になってしまいました。以前にも人質になったことで有名になったり、いろいろと不運な方ですね。

常岡さんの話には、実際に行ってきた人ならではの貴重な知見が数多く含まれています。ただ、常岡さんは基本はビデオジャーナリストでどうやら文章の人ではないようで(すみません気に障ったら)、言葉では断片的・断定的に議論をする様子があります。見てきたわけではない全体像は議論しないのと、見てきたことを相対的にあるいは批判的に位置づけるという議論の仕方をしません(時々します)。

私が推測するに、常岡さんの最大の強みは、チェチェンのゲリラでシリアに来ている人たちの「以前」と「今」の両方を見ている数少ない外部の人間なことです。これをやって来た人はなかなかいません。

常岡さんは1990年代末から2000年代半ばのチェチェン紛争に何らかの理由で行きついて長く取材してきたことで、幾人かの有力なジハード戦士へ食い込み、彼らがロシア領のチェチェンやダゲスタンを逃れて中東に流浪し、シリアで内戦に参加しているところを今取材している、という形です。

(なおこの英語記事は、ロシアに敵対するチェチェン・ゲリラをはじめとしたグローバル・ジハード運動の当事者を悪魔化した報道を国策でやっているロシアのメディアRussia Today=RTの報道ですが、今回はむしろ「イスラーム国」に好意的なトーンです。まあロシアの国策メディアは常に欧米のメディアが言っていることの逆を言うだけなので、現在は欧米メディアが反「イスラーム国」一色だからそれに水をかけている、という面はありますが、通説への一定の相対化の視点として、信じ込んではいけませんが、読んでおく価値はあります。ロシアのメディアは嘘をついたり歪曲情報を流す際にも、頭がいいな、と思うことがよくあります。担当者は嘘と知っていてやっている、騙されて信じ込む人をからかっている、そんな絶妙な諧謔味を堪能させてくれます。それは欧米で騙されてしまう人の心理や背景を熟知しているからでしょう)

さて、常岡さんは、「使用前」「使用後」ではないですが、「そもそもどういった人がシリアの内戦に義勇兵として参加していて、どういうルーツでどういう思想や経緯がある人なのか?」という疑問に、部分的にですが、かなり重要な知見をもたらしてくれます。ただし、チェチェンのゲリラはシリアの内戦の当事者として代表的とは言えないので(重要な役割を持っている可能性があるとは思いますが)、そのあたりは相対化する必要があります。また、知見がオリジナルなので第三者の検証は難しいでしょう。

といっても、常岡さんは現在までにシリアについては、テレビのコメントやツイッター等で断片的に語ったのみなので、見てこられたことの全体像がよく分からないのです・・・たぶん常岡さんの頭の中にだけ入っていることがたくさんある。

思想的背景や言語がよく分からない公安当局の聴取ではなく、きちんとした調査研究機関が対価を払って徹底的に聞き取りをして、情報源の秘匿という意味で公にすると不都合な部分は鍵をかけて非公開にするなりして、将来のために記録に残しておいてほしいと思います。いやもちろん常岡さんが本を書いてくれればいいんですが、今回の騒ぎもあり、今後の取材もあり、なかなかまとめられないでしょう。

常岡さんはおそらくチェチェン系の繋がりを基礎に、「友達の友達」を紹介してもらって取材する、と言うことをやっているはずなので、当然偏りが出てきます。常岡さんはアラビア語ができないので、どうしても大多数を占めるアラブ系の義勇兵とのつながりの深まりには制約が出るでしょうし、実際にシリアでイスラーム国が何をやっているか、言葉を読めないと目にしていても見逃してしまうこともあるでしょう。また、ムスリムと言ってもイスラーム法学は、友人から断片的に聞くのみでほとんどご存じないのではないかと推測します。そのあたりは別の情報源から補足しながら話を聞く必要があります。

当たり前ですが、全部のことを知っている人などいないので、このようにアクセスが極端に難しいある一部分をすごく深く知っている人は大変貴重です。要は、一人の人の言うことを絶対視しさえしなければ良いのです。私の話も絶対視してはいけません。

***

上記が一番重要なことですが、若干の言い訳。

私の一番最後の発言で、こんなことを言っています。

「ただ、”イスラム国”に入って来る戦闘員の大多数は、ヨルダンとかモロッコとかチュニジアとかサウジアラビアから来ているんですね。
欧米の人たちは100人といった数ですから、実はそんな大したことないんですけど、欧米の人たちは彼らが戻って来てテロをやるんじゃないかと、実際そういった事例もすでに出ているので、気にしているんですね。
われわれはその報道を見てしまうんですけど、実際は近隣諸国から何千人も来ているんですね。 」

この発言の趣旨は、「イスラーム国」の戦闘員の大多数は周辺のアラブ諸国からきているんで、基本は中東地域の問題。欧米からの戦闘員は割合は実は低い、ということ。

このことを議論する際に、「欧米の人たちは100人といった数」と言ってしまっているようですが、実際には欧米諸国からの義勇兵は「100人【単位】」と言いたかったのです。しかし「単位」はこの番組では難しいかな、と一瞬日和見した結果、正確ではない表現になりました。

西欧諸国からは100人単位、アラブ諸国からは1000人単位で来ているので、桁が違う、というのが重要な点です。にもかかわらず西欧出身者が過剰に注目されるのは、帰国してEU域内も米国へも自由に動き回り、「ホームグロウン・テロリスト」となることを、欧米社会が脅威と感じているからです。欧米メディアが欧米社会のことにより大きな関心を抱くのは当然ですが、それが世界全体にとっても同様に問題であるかと言うとまた別の話です。

ただし「イスラーム国」もこれを利用して力を入れた宣伝映像には欧米出身者を多く登場させ、実際に宣伝効果を得ているので、欧米で注目されるということ自体に意味があります。それがアラブ諸国の現実にもフィードバックされますので、結果として重要になっています。

妥当な地図はこれ。報道によっては西欧からの参加者だけ地図に書き込んだりして、全体像の把握を妨げています。

イラク・シリアへの外国人戦闘員の出身国_BBC_14 Oct 2014
“Battle for Iraq and Syria in maps,” BBC, 20 October 2014 Last updated at 16:56

実数に即して円の面積が割り振られているので、全体としてどのあたりからきているからが一目瞭然です。その下にグラフも載っていますね。

イラク・シリアへの外国人戦闘員上位諸国グラフ_BBC_14 Oct 2014

フランスは「1000人」とかそれ以上のかなり適当な数を最初出してきていましたが、現在の集計では600~700人程度に落ち着いているようです。

「ヨーロッパ」の中で一番多いのはロシアですので(これを「ヨーロッパ」に入れること自体問題ですが)、チェチェン系が多数でしょう。これはシリアで紛争が始まる前からアフガニスタンなど各地を転戦しています。

なお、最後のところで常岡さんが「もう手遅れです」と叫んだまま、あえなく時間切れで番組が終了。

何がなぜどのように手遅れなのか言わないので(時間があったって言わないんじゃないのかな・・・)、聞いた人が勝手に各自の思い込みを読み込んでしまって話が紛糾する。いつも常岡さん言葉が足りない。。。天然炎上系。

でもそういう無防備なところが、ものすごく猜疑心が強くないと生き残っていないはずのチェチェン・ゲリラの古強者とかには安心されてしまう理由なんだと思う。

常岡さんの突撃取材から得られた知見には、例えば親日的なジハード戦士が、「申し訳ないが日本人もイスラーム教徒になってもらうよ」(ニッコリ)と言ったとか、一見ほのぼのとしており、他方で多少深く考えるときわめて重大な問題なんだが、イスラーム教に勝手な思い入れを投影している「思想家」社会学者などの頭にはどうしても入らないであろう、あからさまなイスラーム世界の真実が明らかになる一瞬が方々にあるのだけれども、なかなか理解されないんだろうなあ。

常岡さんは「うまく言葉で伝えることができていない」と思うことはあるが、歪めて伝えていると思うことはあまりない。その点は研究者の方が、これまでの自説の誤りを認めたくないがゆえに系統的に情報の選択や解釈を歪めてしまうことがあるので、常岡さんの議論(といってもツイッターでの突如の叫びだったりするが)を不快に感じたことはない。常岡さんが見てきたことは、日本語を用いて日本社会で認識させるには想像を絶する世界であり、かつかなりみっともなかったり、見たところ馬鹿っぽかったりするような卑近な日常を多く含むだろう。いつかそれらをまとまった文章にしてほしいと思う。

単に「その言い方じゃ理解されないだろうなあ」と思うことがあるが、しかしどう言葉を尽くしたって理解しない人は理解しない。このテーマに関する限り、理解しない人が(理解したつもりになっている人も含めて)日本社会で圧倒的多数だろう。

でも諦めてはいけない(これは自分に言い聞かせています)。

日本にはこういう金にならなくても変なことを突き詰めている人があちこちにいるので、そのような才能を生かす社会であってほしい。

今後のことを考えると、英語で「ツネオカタイホシタ!ゴウモンシタガクチヲワラナカッタ!」と世界に報じたうえで放免して(というか最初から逮捕しちゃいけません)、機材も帰して中東で取材してもらってほしい(そうしないと常岡さんが取材源を漏らしたとか、そもそも公安のスパイだったとかいった誤った情報が流れかねない)。もちろん危ない時はさっさと逃げ帰ってきてくださいこれまでと同じように。死んだら元も子もありませんし、常岡さんはそのことはよく分かっているから今まで生きているんだと思います。

陰謀論に花束を

今日の、BSスカパー「Newsザップ」出演では、12時から午後3時までずっとスタジオに座りっぱなしだったので、極度に疲労しました。こんなことはしょっちゅうやってられませんね。

Newsザップ

おまけに、今日に限って、米国ダラスの病院内でのエボラ出血熱の二次感染の事例が生じて米国が浮き足立っているので、CNNは特別編成でアマンプールの番組が取り止め。BBCもトップニュースでこの話題に。

毎時0分や30分の定時ニュースで、シリアやイラク、イエメンやリビアの話題は省略されるか、後の方(毎時20分ごろや、50分ごろ)に回されたので、ザッピングの対象にならず。

それでも中東の話をしましたが。

レギュラー・ゲストのアーサー・ビナードさん。

詩人。

国際政治については、典型的な米国超リベラル派らしく、陰謀論炸裂。

まあ中東政治に陰謀はつきものだけど、その多くは米国主体ではなく、現地の諸勢力が地域大国と域外大国とNGOとかを盛大に巻き込みながらやっているのだから、なんでも米国が動かしていると言っていては、中東は分かりません。

中東に盛んな陰謀論とは別に、もっと現実的で厄介な陰謀がたくさんあるのです。それを読み解けないと、手玉に取られてしまいます。

あまりにひどい時はこちらも重ねてどのように見ればいいかを解説しましたが、思想・言論は自由なので、たいていはスルーして放置しておきました。

詩人なんだからどうぞ奔放に。

ただし、メディアがそういう詩人の政治論と私の分析を同列に扱って、かつ一般読者・視聴者に「印象がいい」「良い人」に見える(とメディアが考える)方に軍配を上げるような扱いをした時には、私は徹底的に怒るけれどね。

それは私にとって譲れない倫理の問題だから。

今から10年前のとある事件(それは今イラクとシリアで生じていることに、紆余曲折ありながらつながっている)についてのとあるメディア企業のやり方については、今でも、許しも忘れもしていない。『イスラーム世界の論じ方』の注を詳細に見ていただければ、ぼんやりと何がどうだったか分かるかもしれない。

ビナードさん、最近うちの父といくつも一緒に仕事してくださっているらしい。うちの父も政治の話になると、まあビナードさんと似たような感じのぽわっとした現実感のなさがある。

ただし父は、人間社会の本質に関しては、政治の制度や社会構造に関する情報は恐ろしく皆無なのにもかかわらず、ある面で異様に勘が鋭い。もし理屈で説明させれば陰謀論みたいなものになってしまうのだろうが、そういうことは人前で決して言わない防衛本能は鋭い。なので、明らかにおかしいだろ、という政治的発言をしたのは見たことがない(いや、探せばいろいろあるかもしれませんが・・・)。その辺、世の文系知識人とは全く違うと思う。それがどこからきているのかは私にもよく分からない。文学だ学問だ云々というよりももっと深いところでの人間としてもって生まれた知覚・防衛本能なんだろう。外当たりはいいけれども、あの人は、お人よしではないですよ。

ビナードさんがしゃべっている間に浮かんだポエム。

みえるもののむこうがわに
みえないものをみるのはいい
みえないものだけをみはじめると
なにもみえなくなる

さとし

お粗末でした。早々に宗教政治思想に路線転換しておいてよかった~

【テレビ出演】16日12時~15時、スカパーの「Newsザップ」(無料放送)でトーク

テレビ出演です。明日16日の正午から3時間にわたって、スカパーのZAP(でいいのかな)という無料チャンネル(だと思う)で最近始まった、BBCやCNNを見ながら解説、トークをするという番組に出ます。

News ザップ

こんなチャンネルと番組があるんですね。

Newsザップ

BSのリモコンで241chを押せば見られるそうです。

実はまだ見たことありません。明日まで見る時間はないので、ぶっつけ本番で臨みます(今日は日帰り京都出張。なんの楽しいこともありません。研究会そのものは楽しいが)。

想像するに、補助輪付きのBBCお試し視聴みたいなものか。しかしそうやって見ていれば、毎日の重要なニュースのかなりの部分は契約しないでも見られてしまうのでは?

原稿が重なっているのに本当はこんなことやっていられないのですが、しかし国際ニュースは毎日見るのが仕事でもあるので、仕事しながら解説仕事もしてしまえ、という投げやりな気分。

新しいことを提案されるとつい乗ってしまう性分なのです。

逆に、「いつもの雑誌のいつものコーナーを埋めないといけない、「イスラーム国」とか日本人説教師とかなんか話題らしいから電話一本で話させて下ごしらえやらせてやれ、つまんなかったら取り上げない」という怠惰な態度の雰囲気の依頼がくると返り討ちにしたりしています。ごめんねイライラしてて。

【テレビ出演】ニュースウォッチ9で録画コメント放映(おそらく)

ノーベル物理学賞を日本人3人が受賞したというニュースで、ニュース7の録画コメントは飛んでしまいましたが、ニュースウォッチ9では使用されるという連絡が。

NHKニュースウォッチ9予告

まだ油断できません(笑)。

明らかに、ノーベル賞の方が重要なニュースとは思います。

しかし社会のフリンジで過激化する人たちのメカニズム(そこには研究者やメディアもかかわっている)は、今後より深刻な形で出てくるでしょう。そのための先触れとして、今回のかなり馬鹿げた事案もあったのではないでしょうか。

これから仮眠して、昨夜以来のメディア対応で遅れている論文・著書を進めます。一歩一歩進むしかありません。

【テレビ出演】本日NHKニュース7で日本人の過激派への参加の可能性について

本日午後7時からのNHKニュース7でコメントが放映される模様。

NHKニュース7放映予定

ニュースウォッチ9でももしかしたら使用されるかもしれませんが、まだ決まっていません。

テーマは「イスラーム国」への日本人戦闘員の参加の問題。

なお、コメントの収録は9月29日で、今回の事件発覚よりかなり以前に行われたものです。

もともとは、「日本人の戦闘員がいるのか、いたらどうなるのか」という「警鐘」を鳴らす類の、ニュース番組内での小特集の一環として、コメントを求められ、応じて収録しました。

このブログを読んでいる人であれば分かると思いますが、私は今の日本のメディア企業についてきびしい認識を持ち、厳しい姿勢で臨んでいますが(世界中の標準的な知識人であれば、現在の日本のメディアに対しては、期待を込めて、厳しく接することになると思います。莫大な制度・設備と視聴者・読者を持っていながら、業界・社内の縛りで沈下している・・・)、4月24日のクローズアップ現代「復活するアルカイダ」が、6月のモースル大攻勢でイスラーム国が注目を集める前に放映されていたように、お金と人を使って物事を先から取材・報道しておく姿勢があるところには、多少無理してでも協力する用意はあります。

収録後に御嶽山の噴火などもあり、特集自体が延期されたのか流れたのかという曖昧な状態のまま今日に至り、未遂と言えど「既発」の事件になってしまって、その報道に絡めて私のコメントが放映されることになった模様です。

ですので、本日のNHKのニュース報道は、速報だけでなく、これまでに準備してきたものも出してくるということですので、よそとは一味違う深いものになるか、期待して見てみましょう。

日本人が「イスラーム国」を含むシリアでの戦闘員になる、という問題について、日本人戦闘員志願者の事例が公然化した今と以前で、私の言うことは変わりませんし、そのまま背景説明になっていると思います。ですので以前に収録した映像から抜き出してニュースで使うことを許可しています。

私自身は、今回捜査の対象となっている学生その人と、「イスラーム国」との橋渡しをした可能性で聴取を受けている「元大学教授」の実際に行った行為について、確たる根拠のある論評をできる立場ではありませんので、今回の事件そのものについてのコメントは新たに収録していません(そんなこと私に聞いたら駄目でしょう)。その背景にある思想的・政治的問題についてお話しました。

【テレビ出演】28日(日)の午後6時54分~BS朝日「いま世界は」で解説

明日9月28日日曜日のBS朝日(BS5Ch)「いま世界は」(午後6時54分~8時54分)にスタジオ出演して米国のシリア空爆の現状と「イスラーム国」について解説する予定です。

番組の前半部分の7時ごろから30分程度の時間のみゲストとして解説するのではないかと思います。

番組情報についてはココからも。

ロゴはこれかな。

BS朝日「いま世界は」ロゴ

【テレビ出演】20日土曜日の朝8時15分からNHK総合「週刊ニュース深読み」で解説予定

土曜日の朝にテレビ出演予定です。

NHK総合の「週刊ニュース深読み」(8時15分~9時28分)

私の解説部分は8時45分ごろからの「深読みコーナー」。

テーマは「新たなテロの脅威? “イスラム国”勢力拡大のワケ(仮)」だそうです。

番組恒例の「立体模型」を、「イスラーム国」については一体どうやって作るのか・・・期待しましょう。

ハリボテ部分は私の監修を受けたものではありませんので、もし万が一、政治的に正しくない表象があったとしても私に抗議しないでください・・・。

【テレビ出演】本日夜10時、NHK-BS1「国際報道2014」に出演──テーマはトルコ大統領選挙

本日夜10時からのNHK-BS1「国際報道2014」にスタジオ出演して解説する予定です。

テーマは8月10日投票のトルコ大統領選挙。トルコ共和国史上初の直接選挙による大統領選出です。ここにエルドアン首相が鞍替え立候補し、圧勝する構えです。

最近の2つの世論調査でも55%程度の支持率で、決選投票にずれこまずに、第1回投票で過半数を得て勝利するかどうかが焦点となっています。

エルドアンは非常に大きな実績と功績を誇る傑出した政治家ですが、政権が長期化し軍や司法を抑え込んだ後は、政権の汚職や強権化が批判されています。しかしエルドアンの支持層は分厚く、公正発展党(AKP)の組織も盤石で、選挙をすれば常に勝てる状態です。

イメージ的には、55%が常に支持して選挙では常に勝つのに対して、残りの45%が強く反発して「反エルドアン」で結束しかけており、デモや国際世論の圧力を通じた政権打倒を目指すなど制度外での反対運動を激化させ、国論が分裂しているという状態です。

エルドアンが直接選挙による大統領になって、議会の制約からも超越して、得意の開発政策・大国外交を推し進めることには西欧諸国から危惧の念が表明されています。

ドイツの代表的な雑誌『シュピーゲル』ではカバーストーリーにエルドアンを特集。「エルドアンの国家(Der Staat Erdoğan)」と銘打って、国家権力の独占を危惧しています。

Erdogan Der Staat_Spiegel 32_2014_August 4
Hasnain Kazim and Maximilian Popp, “One-Man State: Presidential Election Set to Seal Erdogan’s Supremacy,” Spiegel Online International, August 6, 2014.

ドイツには400万人以上のトルコ系移民・労働者がいます。この特集はドイツ語とトルコ語の二原語で書かれているとのこと。表紙にも「Erdoğan Devleti」とトルコ語が併記してあります。

いつも通りエルドアンはこれを欧米の陰謀と非難。

Erdoğan accuses Der Spiegel of seeking to foment chaos in Turkey, Today’s Zaman, August 7, 2014.

ザマーンは、エルドアン政権と袂を分かって激しく対立するギュレン運動系の新聞ですので、エルドアンに対して意地悪です。

独裁化する、と危惧されていると言ってもそう非難するメディアの存在が可能であるわけで、実際に独裁化しているとは言い切れない。別に反対派を大量虐殺しているわけでもない。むしろ検察が大規模に政権の汚職を摘発している。

ただし政府のメディア(特に国営テレビTRT)が全面的に「本日のエルドアン」ばかり流しているように、公平とは言えません。検察・警察幹部を大量に更迭・配置転換して汚職捜査を妨害するなど、法の支配を貫徹しているとは言えません。

エルドアンの「野望」については、『フォーサイト』に寄稿したことがあります。

池内恵「エルドアン首相はトルコの「中興の祖」となれるか」『フォーサイト』2014年3月19日

「フラジャイル5」の「筆頭」に数えられてしまい、先行き不安が語られるトルコ経済については、このブログで連続して解説したことがあります。まだ書くことはあるのですが忙しくて途中になっていますが。

トルコはもう「三丁目の夕日」じゃないよ(2014年1月22日)

トルコ経済はどうなる(1)深夜の果断な利上げ(2014年2月10日)

トルコ経済はどうなる(2)テーパリングって何だっけ(2014年2月11日)

トルコ経済はどうなる(3)「低体温化」どうでしょう(2014年2月12日)

【テレビ出演】7月30日テレビ朝日・報道ステーションでスタジオ解説予定

7月30日(夜9時54分~)のテレビ朝日「報道ステーション」にスタジオでゲスト解説の出演予定です。

通常は、私がたまーにテレビに出るときは、(1)NHKBS1などで特集テーマが事前に決まっており、そのためのBTRづくりにも私が若干関与するか、ほとんど「原作・原案」に近いことまでやった上でスタジオで解説するか、(2)あるいは最近たまに報道ステーションであったように、その日話題になっている中東問題の特定のテーマについて、長めに解説をビデオ収録して、そのうち番組の趣旨に合う部分が編集されて流れるというものです。いずれもある程度は私がコントロールできます(できない部分も多いですが)。

しかし今回は、スタジオでその日偶然ニュースで話題になったものについて答えるというものなので、勝手が違います。

まあガザ問題とかになるのかもしれませんが、当日までわかりません。

ウクライナ問題ぐらいまでは対応できますが、日本で猟奇的大事件が起こったりすると、私の出る幕ではない気がします。

「その日ニュースになったことに即興で応える」って、ふと「流しソーメン」みたいだな、と連想してしまいました。

私はこの生涯にわたって流しソーメンというものを食べたことがないのですが、製作費が安そーうなバラエティ番組などでは適度な生温いアトラクションとして非常によくおこなわれている気がします(そんな番組見てちゃいけませんね)。

ですから、明日(もうすぐ今日)ですが、私をテレビでもし見かけたら、「流しソーメンやってるな」と思って応援してください。

中東情勢についてはこのブログで。

ガザ紛争についてはここで書いてあるようなことを話すと思います。
「【寄稿】ガザ紛争激化の背景、一方的停戦の怪、来るなと言われたケリー等々」(7月16日)

「ガザ紛争をめぐる中東国際政治」(7月26日)

「【地図と解説】イスラエル・ガザ紛争の3週間と、今後の見通し」(7月28日)

以上です。おやすみなさい。

【テレビ出演】6月13日の報道ステーションで放送された録画コメントの要録

6月13日のテレビ朝日報道ステーションで放映された録画インタビューの内容をかいつまんで採録。

番組ホームページの短い要約「イラク危機、イラン介入で泥沼化か」では、次の部分が採録されています。

〔前略〕シーア派世間打倒を目指す湾岸諸国から大量の資金提供を受けたISISは、今年に入ってからイラク制圧を本格化させた。アメリカの複数のメディアは、イランがすでにイラク国内に部隊を派遣し、ISISと戦闘中と報じている。東京大学先端科学技術研究センターの池内恵准教授は「イラクの主要な部分をISISとの内戦を勝ち抜くという形で制圧して、非常に幅広いイランの軍事的な影響力が及ぶエリアができる可能性がある」と話す。〔後略〕

*これ以外に、ISISの性質を「国際テロ組織」とすると、現在のイラクでは実態にそぐわない面がある。テロを重要な手段として用いているが、それだけでなく、イスラーム国家を設立しようとし、実際に領域の実効支配をしている点で質が異なる、という部分も使われていました。ただし「領域の実効支配」という部分は削られていました。

*イランと米国がマーリキー政権政権への支援で協調あるいは一致したりすると、サウジやクウェートやカタールなどシリアとイラクの過激派を2013年まで支援してきたアラブの湾岸産油国がむしろ米国から敵視されたりすると、中東政治の構図がすごい代わりますね、という部分も使われていました。

全般に「米覇権の衰退後の中東」という流れの中で報じているようです。昨年のエルサレムからの中継(エルサレムより中継で:テレビ朝日報道ステーションでのコメント)の流れと同じですね。

ISISの伸長(発端)→クルドが漁夫の利を得て領域拡大(展開)→ISISの支配は過酷すぎて長続きしない→イランがついにイラクに本格介入して影響圏拡大(大変動)という先の先の方の見通しを話したのですが、その部分がもっぱら使われたようでした。

テレビの録画コメントというものは、突然言われて、初対面の人にぼんやりと聞かれて話した内容のごく一部分をつなぎ合わせて、テレビ局側のストーリーの上に自在に盛り付けられるというものなので、私自身の正確な意図は、あくまでも書いたものの中にあります。

NHKクローズアップ現代「復活するアルカイダ」(4月24日)のテキスト

NHKクローズアップ現代「復活するアルカイダ~テロへ向かう世界の若者たち~」(4月24日)のテキストがホームページで公開されています。

見逃した方はどうぞ。

動画は6分のみ。

機械的なテキスト起こしで、私の校閲は経ていないので、「選択肢」が「選択し」になっていたり、「こういう」「そういう」といった普通は記録から削除するような合間のいらん合いの手(自分で自分への)がそのまましつこく記録されていますが、そこは無視してください。