おお。
今日早朝のエジプト・カイロでのイタリア領事館爆破。『フォーサイト』で速報しておきました。
漫画家のヤマザキマリさんが結婚式(婚姻登録?)をしたのがこのカイロのイタリア領事館であるという。
私が結婚式をした在カイロ・イタリア領事館が爆破された http://t.co/z9G9QP4vNj pic.twitter.com/fG6niBRVbz
— ヤマザキマリ Mari Yamazaki (@Thermari) July 11, 2015
シリアもエジプトも、中東滞在時代のゆかりの場所が悉く破壊されていく
— ヤマザキマリ Mari Yamazaki (@Thermari) July 11, 2015
夫がイタリア人で学者なのでシリアやエジプトやアメリカに順に移り住んでいるという話をインタビューなどで読んだことがあるが(欧米の研究者にはよくあることです。フィールドと英・米・欧の研究機関を移動していく)、エジプト時代に結婚したのなら、ここに行くことになる。
なるほどぉ〜あそこに並んだのね。
「世界の果てでも漫画描き 2」に出てくる、昨日爆発された在カイロ・イタリア領事館での結婚式のエピソードを読み返し中 pic.twitter.com/CMnsiqTNK9
— ヤマザキマリ Mari Yamazaki (@Thermari) July 11, 2015
イタリア人は19世紀にエジプトに、「植民地主義」というよりは、まともに「出稼ぎ植民」したので(19世紀の開発ブームのエジプトは、今の上海かドバイみたいなところだと考えていただければいいです。イタリア人やギリジア人の建築家がフランスっぽい建築をいっぱい作ったので、このころできた街区は「ナイル河畔のパリ」と呼ばれることがあります)、エジプトのアレキサンドリアとカイロには、立派なイタリア領事館があります。最近はもっぱら、イタリアとEU圏に出稼ぎ・移民したいエジプト人が列を作っていますが・・・
ヤマザキマリさんといえば『テルマエ・ロマエ』。
エジプト、シリア時代のことを描いた『世界の果てでも漫画描き 2 エジプト・シリア編』。
エジプトって、人間を自由にするというか解放するというか(そのまま糸が切れた凧のようになっちゃう人も多いですが)、際立った強い個性の人を惹きつけるようで、意外な人が「エジプト経験」を持っています。