【テレビ出演】明日(11月22日)のNHK「日曜討論」に出演:パリ同時テロについて

明日、11月22日のNHK「日曜討論(朝9:00〜10:00)」に出演します(ラジオ第一でもやっています)。

テーマはパリ同時テロ事件です。テロ事件そのものの分析と、政治・外交・安全保障上の影響・波及など。

実質的な議論ができそうで楽しみにしています。

日曜討論2015年11月22日

日曜討論には過去、思い出せるだけでも3回ほど出演の打診がありましたが(最近ではシリア日本人人質事件など)、毎回海外出張と重なっていて出演できませんでした。出張費用節約のため、自分で計画する調査では変更不能のチケットを買っていますので、直前に言われても変えられなかったからです。現地からスカイプで参加したっていいと思うんですが、同じ時間に東京のスタジオにいられる人だけで話し合わないといけないんですね。国際問題を論じるための出演者を集めるには現実的ではない条件だと思うのですが。

今回も実は、日曜朝にインドネシアに向けて出発する予定だったのですが、今回は招聘元の財団のご厚意により、チケットを変更していただくことができました。関係者の皆様に御礼申し上げます。

その代わり、私は出演の後、乗り継ぎ深夜便で行って朝に現地に到着してそのまま会議で英語で発表、という未知のゾーンに入りますが。私は帰国子女ではないので、英語発表への準備と労力は数十倍かかります。そういった代償を払っての出演であるということはここに記しておきたい。

ご一緒するのは西欧育ちのEU研究者の吉田徹さん(北海道大学教授)など。

吉田さんとは最近北大のシンポジウムでお会いすることができましたが、考えてみると、私が文章を書き始めた最初の頃に寄稿した『日本はどう報じられているか』(新潮新書、2004年)でご一緒していました(当時は顔合わせすることはありませんでした)。編者の石澤靖治先生、ありがとうございました。

この本は、地域研究者が各国の日本報道について記したもので、かなり評判が良く、隠れたロングセラーでした。

この頃、私はアジア経済研究所、吉田さんは日本貿易振興機構に勤めていました(この二つは当時すでに特殊法人統合で一つの組織になっていましたが、実態としては所在地も遠く、机を並べていたわけではありません)。二人ともまもなく大学に出てしまいましたが。

(あんまりこういうことを書くべきではないのでしょうが、もう中堅以上の研究者になっている吉田さんですからもういいと思いますが、吉田さんのご尊父は、かつて、某深夜討論番組華やかなりし頃の、常連出演者だった方なんですよね。結構印象深い論客として、名前を出せば覚えている方もいるのではないでしょうか。私はご尊父の書いた国連と広報に関する中公新書も読んでいました。「討論番組」となると血が騒いで普段の洗練された政治学者の仮面をかなぐり捨てて論破してきたりしたらどうしよう)