新潮選書『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(5月27日刊行予定)の特注帯ができてきました。ギリシアへ流入する難民をあしらったものを編集部が選定したようです。
選書はシリーズを通してデザインが同じですから(だから低コストで工期を短縮して本を出せるのですが)、表紙で変化を出しにくい。そこで、大きめの帯を付けて、写真などをあしらうことで、書店でハードカバーの単行本と同様の存在感を示そうとするのです。単行本の良さと、選書シリーズの棚に置かれる良さの両方を「いいとこ取り」しようとする手法ですね。
新潮選書で同時期に配本されるものについている帯は通常はこのようなものになるようです。
皆様の近所の書店ではどちらが置かれることになるでしょうか。