次の本の詰めが難航して長考に入り、ウェブからしばらく離れて文献読み込みにはまり込んだりしていまして、「ほぼ日」化宣言していたブログ更新も滞っていますが、いくつか『イスラーム国の衝撃』に大きめの書評が出るようになってきたので、紹介します。
(1)『毎日新聞』2015年3月29日、《今週の本棚》「『聖戦』の広がりと変容」(評者 本村凌二(推薦)・岡真里・橋爪大三郎)
『毎日新聞』の書評は、まず推薦者が紹介した上で別の二人が加わって座談するという新趣向です。
(2)『週刊エコノミスト』2015年4月14日号(4月6日発売)、《読書日記》「『イスラム国』を読み解く気鋭学者の”正気”」(評者 渡辺京二)
『週刊エコノミスト』は私も5週に一回寄稿している読書日記欄なので、今回は載っていないと思いつつ開いてみて驚きました。サプライズ書評。
表紙もあげておきましょう。
『イスラーム国の衝撃』は、論壇の既存の議論の枠組み、予想の構図を覆すような形での反響を多くもたらし初めているような気がします。論壇が「立ち位置」ではなく中身で議論するようになる方向づけを出来たなら幸甚です。