【講演録】朝日地球会議2018での講演

昨日から順次ウェブ公開されております、朝日地球会議2018のGLOBE企画「中東はどこに向かうのか――紛争、イスラム、国際秩序」の記録ですが、今日公開されたウェブ掲載第2回は、私の講演部分です。

「歴史をさかのぼれば見えてくる 『なぜいま中東は無秩序なのか』池内恵氏の眼」The Asashi Shimbun GLOBE+, 2018年12月28日

ネクタイの話から始まります。

朝日地球会議2018の記録がGLOBE+で公開

本日12月27日から4日にわたって、The Asahi Shimbun GLOBE+(朝日新聞の日曜に挟み込まれるタブロイド紙『GLOBE』のウェブ版)で、講演記録が公開されていきます。

9月24日に朝日地球会議2018の初日の第1セッション「中東はどこに向かうのか――紛争、イスラム、国際秩序」に登壇しました。その際には、簡略な紹介が翌日の朝日新聞に掲載されましたが、今回、詳細な記録が4回の分載で公開されます

分載第一回は、コーディネーターの国末憲人さんによる企画趣旨説明や二人の講演・登壇者の紹介に続き、ネイサン・ブラウン先生(ジョージ・ワシントン大学教授・中東研究所長)の基調講演です。

「アメリカの覇権が終わり、地域大国の時代に 激変する中東のいまはこう読む」The Asashi Shimbun GLOBE+, 2018年12月27日

ブラウン先生は非常に噛み砕いて、言葉を慎重に選びながら簡潔に、中東情勢の現状を政治学的に概念化してくださっています。頭が整理されます。

明日の第二回では、私の講演録が公開されます。

第4回には、私とブラウン先生の相互の質問と応答も収録されます。

年末年始の読み物にどうぞ。

【寄稿】2019年版『PHPグローバル・リスク分析』に参加

今年も発表されました。

2019年版『PHPグローバル・リスク分析』2018年12月19日

毎年、暮れになると、翌年に注意すべき10のリスクを選んで発表するPHP総研のグローバル・リスク分析ですが、これに2014年版(つまり2013年暮れに発表)以来毎年関わらせていただいています。

といっても毎年他の参加者にひたすら引っ張ってもらうのですが(参加者一覧が表紙にありますが、所属先の関係で名前を出せない方もいます)。

議論の結果、今回はこの10のリスクが選定されました。

Global Risks 2019

1.米中間で全面化するハイテク覇権競争

2.大規模スポーツイベントへのサイバー攻撃とネット経由のIS浸透

3.米中対立激化で高まる偶発的な軍事衝突リスク

4.複合要因が作用し景気後退に転落する米国経済

5.自国第一主義が誘発する欧州統合「終わりの始まり」

6.大国間競争時代に勢力伸長を狙うロシア

7.焦る中国の「手のひら返し」がもたらす機会と脅威

8.増幅する朝鮮半島統一・中立化幻想と米韓同盟危機

9.米国の対イラン圧力政策が引き起こす中東不安定化

10.米中覇権「再規定」の最前線になるラテンアメリカ

詳細はリンク先からPDFで全文を(無料で)ダウンロードしてお読みください。PDFダウンロードへの直接リンクもここに貼っておきます

以前は中東やイスラーム世界に関わるリスクが議論の中で4つぐらいは出て来て、この分野ばかり突出しないように一つ減らしたり複数を合算したりして、3つか2.5個程度に収めるのに苦労したものですが、今回は1あるいは1.5個ぐらいですね。中東にリスクがなくなったわけではないのですが、リスクがリスクとして織り込まれ予想されて、「もう慣れた」というような状態でしょうか。おかげで執筆義務が減って楽に。

とはいえ、どのリスク項目を誰が書いたかは明記していないのが、このレポートの形式です。

番外のコラムで明らかに私が書いたな、と分かるようなものも収録されていますが。。。来年一年間で問題化されるかどうかは分からないが、長期的にはリスクとしてありそうなものについて、書いてみました。

昨年版はここから。このページからさらに以前の年の分析の紹介にリンクされていて、遡ることができます。

【寄稿】『中央公論』に日本の宗教観とイスラーム教の関係について

『中央公論』1月号に寄稿しました。

池内恵「日本の『こころ教』とイスラームの『神の法』」『中央公論』2019年1月号(12月10日発売), 36-43頁

特集「宗教が分断する世界」の一部です。

これまでは日本とは切り離された世界としての「イスラーム世界」、日本の文化や宗教とは隔絶した存在としての「イスラーム教・思想」について研究してきましたが、日本にイスラーム教徒が多く移民・難民として移住し、社会の一部になる日が来ると、日本の文化や宗教とイスラーム教の接触面で何が起こるか、相互関係や摩擦についても考えなければなりません。

そういう日は以外に近づいているのかもしれません。

そんなことを今回の論考では考えてみました。

【寄稿】『アステイオン』にムハンマド皇太子とサウジ政治体制の世代交代について

長めの論考が『アステイオン』に掲載されました。

池内恵「夏の日の陰り––––サウジ皇太子の試練」『アステイオン』89号, 169-180頁, 2018年11月

テーマは「ムハンマド皇太子の権勢の陰り」。このテーマは、イスタンブールのサウジ総領事館でのサウジ人記者殺害事件の顛末が大々的に報じられた後は、ごく当たり前のものに見えるかもしれません。しかしこの論考を書いていたのは8月から9月にかけてです。

2015年から現在までひたすら「上り調子」だったムハンマド皇太子の様子がおかしい、というある種の「勘」に基づいた認識から、この夏はじっとムハンマド皇太子とサウジ政治の動向を観察しながら過ごしたのですが、その結果を秋口の段階で暫定的ながらまとめて記録に残しておこうとして、『アステイオン』への寄稿論文としてまとめていたのですが、なんども書き直しをして、やっと完成、校了寸前、というところになって、10月2日のジャマール・ハーショクジー氏の殺害事件が起こりました。

事件についても末尾の節を加えて言及はしてありますが、しかし校了は10月初頭でしたので、10月の半ばから後半にかけてトルコ・エルドアン大統領がこの事件の機会を捉えて行なった対サウジのメディア・キャンペーンや、それに対するサウジの拙い反応、米国の反応などについては、この論考では扱っていません。

今年前半、特に夏の間の観察に基づいて、ムハンマド皇太子の権勢に、「落日」とまではいかないにしても「陰り」が見られる、という観察結果をこの論考では示していたのですが、論考が出版されるまでの間にこれをあからさまに印象づける事件が発生し、論考の趣旨が間違っていなかったことが分かったのは良いのですが、現実の進展の早さに追い抜かれてしまった感があります。

とはいえ、事件によって急激に高まった関心に慌てて答えた論説・報道は中長期的にはそれほど頼れませんし参照されることもないでしょう。長期的な観察に基づいた分析を、その根拠から詳細・着実に『アステイオン』のような媒体に書き留めておくことで、やがてはサウジについての議論の礎となるのではないか、と期待しています。

ハーショクジー氏殺害事件がなぜ起きたのか、どのような文脈で発生したのか、関心のある方は、おそらくこれについて現時点で最もまとまった論考と思いますので、読んで見ていただけると良いと思います。事件が起こる前に書かれていますので、事件の衝撃に合わせて遡って過去を解釈しておらず、その意味でより信頼おけるものと思います。

論考ではイブン・ハルドゥーン『歴史序説』から、世代交代による王朝の盛衰についての箇所を抜き出して長めに引用していたりします。ご関心ある方はぜひ。

【寄稿】『中東協力センターニュース』10月号にロシアとイスラエルの関係について

『中東協力センターニュース』10月号に寄稿しました。

池内恵「ロシアのシリアへの浸透とイスラエルの安全保障」『中東協力センターニュース』2018年10月号, 9-14頁

今回の論考は、前回に続き「中東国際秩序の新展開」に取り組んでおり、特にその中で「地域大国間の関係の重要性の高まり」を扱っています。そこで従来はアラブ諸国が主導する中東政治においてその存在の正当性を完全には認められてこなかったイスラエルがこれまでになく存在感を高めていること、そして冷戦後は中東国際政治からほぼ姿を消していたロシアが事実上の域内の大国、あるいは隣接地域から大きな影響を及ぼす超大国に準ずる存在として台頭している点に着目し、両国間の関係の最新の動向を分析しています。

この論考では、9月17日に起きたロシア空軍イリューシン20型機がシリア軍の防空システムS-200によって撃墜された事件を契機に、ロシアがS-300をシリア軍に供与すると発表し、実際に配備したと公表したことを取り上げ、それがイスラエルの安全保障の制約になる可能性、それが今後のイスラエルの行動に及ぼしうる影響について考察しています。

末尾では、このロシア機撃墜事件とシリア軍への防空システム供与をレバレッジとして用いたロシアが、イスラエルに対してイランへの歩み寄りを促す仲介を試みている点を指摘しておきました。

10月19日にはイスラエルの『タイムス・オブ・イスラエル』紙がロシアがシリア軍に改良型のS-300を供与しており、イスラエル軍のシリアにおける制空権に制約が課されている可能性を報じています。10月24日に同紙はロシアがイスラエルにシリアへの攻撃に際して一掃の情報共有を行うよう要求していると伝え、翌日にはイスラエルのアヴィグドール・リーベルマン防衛相がロシアの圧力を拒否する旨を発言したと報じるなど、ロシア・イスラエル関係は注目の度を増しています。

10月24日にはイスラエルの『ハアレツ』紙が、衛星情報分析企業の分析を元に、ロシアによるシリア軍へのS-300配備の状況を伝えています。

10月26日にイスラエルのネタニヤフ首相は、国交のないオマーンに電撃訪問を行いましたが、これがロシアのシリアでの軍事プレゼンスの拡大や、イランのシリアへの拠点形成がもたらすイスラエルの安全保障環境の悪化という条件の変化、そしてそれを前提にロシアがイスラエルに促しているとされるイランとの接近と、どのように関係するのかが興味深いところです。

【寄稿】『中東協力センターニュース』7月号に中東国際秩序の新展開について

ブログでの報告が遅れていました。『中東協力センターニュース』への寄稿について2回分続けて掲載します。

『中東協力センターニュース』7月号に、中東国際秩序の再編に関する理論的な考察を寄稿しました。

池内恵「『中東』概念の変容  中国・インドの台頭と『西アジア』の復活?」『中東協力センターニュース』2018年7月号, 13-20頁

『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』『シーア派とスンニ派』(いずれも新潮選書)で過去100年の中東秩序を振り返りその再編過程について議論していますが、それらに続く最新の議論の進展を、『中東協力センターニュース』への連載寄稿ではリアルタイムにお見せしています。

この連載寄稿は、本や論文になる前の予備的考察という性質があり、ある意味でもっとも最先端の部分の模索の一部分をお見せしていることがあります。

前回4月号の寄稿「ムハンマド皇太子と『1979年以前のサウジアラビア』」では、ムハンマド皇太子による「改革」の根拠の不確かさ、それを欧米向けにPRする動き、中でもニューヨーク・タイムズ紙のコラムニストトマス・フリードマン氏が果たす役割、そしてそれを批判する、サウジ人ジャーナリストで事実上亡命しワシントン・ポスト紙のコラムニストになっていたジャマール・ハーショクジー(カショギ)氏による批判を紹介しました。10月2日に発生したイスタンブールのサウジ総領事館でのハーショクジー氏の殺害事件は、まさにここから重大な政治問題が生じ、中東国際政治の新展開のきっかけとなりました。

【出演】BS-TBS「報道1930」でハーショクジー氏殺害事件について解説

BS-TBS「報道1930」に出演しました。

10月18日午後7時30分〜8時30分ごろにかけて、BS-TBSのニュース番組「報道1930」の特集コーナー「サウジアラビア人記者 殺害疑惑 検証!皇太子の動静と事件発生のタイミング」に出演しました。

イスタンブールのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者ハーショクジー氏が殺害された疑惑について、サウジの王位継承問題や中東国際政治との関連を含めて、1時間ほどかけて、包括的に解説しました。

元フォーサイト編集長の堤伸輔さんがゲストコメンテーターとして出演しているご縁から、この番組は前身の複数の同趣旨のニュース番組の時代から、大きな節目ごとに、私自身による番組スタッフへの背景情報の提供や、事前の番組構成過程への一定の参加を条件に、出演しています。今回も、テレビの解説としては格段の質と量になったと思います。私が最終的に確認できなかったフリップに関しては一部ミスもありましたが、可能な限り放送中に訂正することもできました。

【出演】BBC World Newsでハーショクジー氏殺害疑惑について解説

BBC World Newsに出演しました。

10月17日朝7時30分から、BBC World News の番組Asia Business Reportに、東京のスタジオからシンガポールに中継で繋いで出演しました

イスタンブール総領事館での記者殺害疑惑がサウジアラビアの政治・経済に与える影響、サウジアラビアのムハンマド皇太子との深い関係が知られるソフトバンク・孫正義氏に与える影響などについてコメントしました。

【寄稿】『国際問題』巻頭に「宗教と国際政治」について

『国際問題』に、巻頭エッセイを寄稿しました。今号の特集は「宗教と国際政治」で、エッセイのタイトルもそのまま「宗教と国際政治」として、研究動向の大きな流れを描きました。

池内恵「宗教と国際政治『国際問題』第675号, 日本国際問題研究所, 2018年10月, pp. 1-5.

論文へのダイレクトリンク
来月に次号が出るまでは、日本国際問題研究所の非会員でも無料でダウンロードと印刷が可能です。その後も閲覧のみは可能です。

【論文】『社会思想史研究』に冷戦後国際秩序に関する思想史と中東について

論文が刊行されました。

池内恵「冷戦後の社会思想史における「アラブ世界のイスラーム教」という問題」『社会思想史研究』No. 42, 藤原書店, 2018年9月, 9-19頁

昨年、学会の基調講演的なものを多く行ったため、今年度はそれらを論文にして学会誌に掲載していく作業を延々と続けています。

先ほど別のエントリにも記しましたが、時間がなくてブログを書けない時も、主要論文は固定ページの「論文」欄に厳選して掲載しています。

【講演記録】朝日地球会議2018に登壇

シンポジウムに登壇しました。

2018年9月24日にイイノホールで行われた、朝日新聞社主催の朝日地球会議2018の初日に、来賓挨拶に続く第1セッションのGLOBE企画「中東はどこに向かうのか――紛争、イスラム、国際秩序」に登壇し、ジョージ・ワシントン大学中東研究所長のネイサン・ブラウン教授と、GLOBE編集長の国末憲人氏と共に、報告とパネルディスカッションを行いました。他の登壇者はいずれも旧知で気心の知れた、そしてその仕事を尊敬する先達であり、楽しみながら、緊張感に満ちたディスカッションとなりました。

シンポジウムについて、早速本日朝の朝日新聞で紹介されています。

「対立越えた世界へ 朝日地球会議2018〈1〉」朝日新聞, 2018年9月25日

報告と討論の私の部分については、次の箇所が紹介されています。

「東京大先端科学技術研究センターの池内恵准教授は、日本と中東の関係の転機として、15年1月に表面化したシリアでの日本人拘束事件を挙げ、「日本ではISが国際問題から国内問題になった」と述べた。「ISの理念はおそらく今も生きている」とする一方、領域支配がほぼ消滅したことで、中東で「ISという共通の何かがなくなることで、秩序が見えにくくなっている」と説明した。

ブラウンさんが中東と日本の政策の関わりを尋ねると、池内さんは、中東難民が選挙の争点になっている欧州と比べて「まだ遠い世界だ」と指摘。ただ、日本で今後、アジアからのイスラム教徒の移民受け入れが進めば、中東問題で「欧州が何をしたのか、どこが失敗だったのかを、15年後くらいには議論しているのではないか」と語った。」

【記録】

以下が事前にウェブサイトに掲載されていたシンポジウムの企画趣旨です。

GLOBE企画「中東はどこに向かうのか――紛争、イスラム、国際秩序」

中東が混迷を深めている。人々の期待を集めた「アラブの春」の民主化が頓挫し、テロや紛争、暴力も止まらない。アメリカの後退とロシアの介入、イランやサウジアラビアといった地域大国の対立、過激派の拡散など、情勢の流動化と枠組みの変化は、国際秩序にも影響しかねない。中東はどこに向かうのか。私たちはこの変化をどう受け止め、どう行動したらいいのか。イスラム研究で名高いネイサン・J・ブラウン氏と池内恵氏を迎え、朝日新聞GLOBEの現地取材報告も交えて、打開の糸口を探る。

パネリスト
ジョージ・ワシントン大学教授 ネイサン・J・ブラウン
東京大学先端科学技術研究センター准教授 池内 恵
ネイサン・J・ブラウン池内 恵
コーディネーター
朝日新聞GLOBE編集長 国末 憲人

【インタビュー】朝日新聞GLOBE+に中東情勢の全体状況について

少し遅くなりましたが、インタビューの掲載情報です。

「各国の言い分を「宣伝戦」と引いた眼で見る 池内恵氏の「中東を読むヒント」」朝日新聞GLOBE+, 2018年9月14日

GLOBE+は朝日新聞の日曜日に挟み込まれている国際情報誌GLOBEのウェブ版という位置づけです。

【講演記録】日本記者クラブで中東の宗派主義について

日本記者クラブで講演を行いました。

「著者と語る『【中東大混迷を解く】シーア派とスンニ派』池内恵・東京大学先端科学技術研究センター准教授」日本記者クラブ9階会見場, 2018年08月21日

講演の概要(担当記者によるまとめ)が日本記者クラブのウェブサイトに掲載されています。

【寄稿】『中東協力センターニュース』に「1979年以前のサウジアラビア」にまつわる言説について

『中東協力センターニュース』4月号に、近年に高まる「1979年以前のサウジアラビア」という政治言説について、分析を寄稿しました。

池内恵「ムハンマド皇太子と『1979年以前のサウジアラビア』」『中東協力センターニュース』2018年4月号,  28 −41頁

近年に、サウジアラビアをめぐる言説の中で、支配的な要素となりつつあるのが、「1979年以前のサウジアラビアは、宗教的に寛容で、女性も社会参加をしていた」という言説です。

これは研究史から見て全く無根拠とは言えないのですが、かなり意図的に歴史認識を変更しています。国際テロリズムとジハードの関係、その背後の国家の支援や社会の規範に関する限り、「歴史修正主義」とすらなりかねないものです。

この言説が世界の言説空間に広まったのは、サウジのムハンマド皇太子がこれを用いたからですが、それをニューヨーク・タイムズ紙のトマス・フリードマンがどのように「援護」したか、代表的な論説を特定して、その言説を分析しました。

 

【寄稿】『中東レビュー』にエルサレム問題について

アジア経済研究所の研究雑誌『中東レビュー』に、米中東政策についての分析が掲載されました。3月末にウェブにアップロードされました『中東レビュー』第5号の、「政治経済レポート」の中に収録されています。エルサレム問題について、2017年末から2018年初にかけての段階で、少し踏み込んだ分析をまとめておきました。

池内恵「トランプ大統領のエルサレム首都認定宣言の言説分析」『中東レビュー』Vol. 5, 2018年3月, 6-12頁 【雑誌全体を無料でダウンロードできます

『中東レビュー』には編集に助言しながら、なるべく欠かさず投稿し、地域研究と国際政治の手法・知見を踏まえて現状をたゆまず観察し、かつ日々の短期的な動きに追いまくられることなく1年ぐらいのタイムスパンで対象を分析し、論文として育てようとしています。