自分が出す本で書いたことでもあるんですが、5月16日で、1916年のサイクス=ピコ協定から100年の節目になるんですね。
この日、5月16日(月)の夜10時から、NHKBS1「国際報道2016」に出演して、サイクス=ピコ協定が現代に持つ意味について解説することになりました。
特集の概要(NHKが作ったもの)は次のようになっています。
「サイクス・ピコ協定」締結から100年
第1次大戦によってオスマントルコ帝国が解体したあと、イギリスとフランスがその広大な領域を分割する根拠となった密約「サイクス・ピコ協定」。その締結からこの日、100年の節目を迎える。ヨーロッパ列強による一方的な分割は、いまもイスラム過激派組織などの反発の根柢に横たわっているといわれる。いっこうに理解の溝が埋まらない欧米と中東地域。混乱の淵源となった「サイクス・ピコ協定」から読み解いていく。
出演:池内恵(東京大学准教授)
本は予約ができるようになっていました。5月25日ごろには出回る予定です。一つずつ成果を出していきます。
『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)