論文

ここでは東大・先端研に赴任した2008年10月以後に学会誌・学術誌に掲載された論文のうち主要なものを選んで、新しい順に列挙してあります。これ以外にも多くありますので、分類・整理しながら順次追加していきます。このブログ(の前身のFC2ブログ)を開設した2014年1月以降の刊行物は、「最近の寄稿」のカテゴリーをクリックすると出てきます。

なお、先端研着任以前の論文や新聞・雑誌論考の多くは、『アラブ政治の今を読む』『イスラーム世界の論じ方』中東 危機の震源を読む』に収録されています。また、書評は『書物の運命』に収録されています。

【論文(学術誌・学会誌)】

池内恵「エスカレーションから一転 『奇妙な安定』へ」『外交』Vol.60, pp. 24-31.

池内恵「イスラエル・中国関係の発展と対米関係の緊張」『中東レビュー』 第7 巻, 2020年3月, pp. 29-33. 

池内恵「『非国家主体』の台頭と『地域大国』––––中東と地政学」北岡伸一・細谷雄一編『新しい地政学』東洋経済新報社, 2020年3月12日, 343−363頁

池内恵「トルコのリビア内戦介入と東地中海地域のエネルギー国際政治」『中東協力センターニュース』2020年1月号(1月22日発行), 10-16頁【リンク

池内恵「イスラエルの中東地域・国際政治への影響力の高まり」『中東協力センターニュース』2019年6月号(6月20日発行), 8-18頁【リンク

池内恵「トランプ大統領のシリア撤退に適応するトルコ」『中東協力センターニュース』2019年1月号, 12-18頁【リンク

池内恵「夏の日の陰り––––サウジ皇太子の試練」『アステイオン』89号, 2018年11月, 169-180頁 

池内恵「何が宗教過激主義をもたらすのか––––イスラーム法学の権威的解釈主体にメディアの変化が及ぼす影響」『宗教法』第37号, 2018年11月10日発行, 51–60頁

池内恵「冷戦後の社会思想史における「アラブ世界のイスラーム教」という問題」『社会思想史研究』No. 42, 藤原書店, 2018年9月30日発行, 9-19頁

池内恵「『中東』概念の変容  中国・インドの台頭と『西アジア』の復活?」『中東協力センターニュース』2018年7月号, 13-20頁【リンク

池内恵「ロシアのシリアへの浸透とイスラエルの安全保障」『中東協力センターニュース』2018年4月号, 9-14頁【リンク

池内恵「米国オバマ政権末期におけるイスラーム認識の新潮流──「イスラーム国」の衝撃を受けて」政治思想学会編『政治思想研究』第18号, 2018年5月1日発行, 71−106頁【リンク】

池内恵「ムハンマド皇太子と『1979年以前のサウジアラビア』」『中東協力センターニュース』2018年4月号, 30-41頁 【リンク

池内恵「トランプ大統領のエルサレム首都認定宣言の言説分析」『中東レビュー』Vol. 5, 2018年3月, 6-12頁 【リンク

池内恵「中東の紛争は『シーア派とスンニ派の対立』なのか? 宗派主義という課題」『UP』第47巻第3号・通巻545号、2018年3月、40−46頁

池内恵「米トランプ大統領のエルサレム首都認定宣言」『中東協力センターニュース』2018年1月号, 1-7頁【リンク

池内恵「『イスラーム国』後の中東国際政治の焦点となったクルド問題」『中東協力センターニュース』2017年10月号, 14-19頁 【リンク

池内恵「シリア分割への道? 競合する停戦枠組み」『中東協力センターニュース』2017年7月号, 8-14頁 【リンク

池内恵「二十一世紀の『大きな話』、あるいは歴史を動かす蛮勇」サントリー文化財団・アステイオン編集委員会(編)『アステイオン』Vol. 86、CCCメディアハウス、2017年5月26日発行、168−187頁

池内恵「『ソマリエメン』の誕生?紅海岸の要衝ジブチを歩く」『中東協力センターニュース』2017年4月号, 10-20頁 【リンク

池内恵「中東諸国の紅海岸・アフリカの角地域への進出とその当面の帰結」『中東レビュー』第4号、2017年3月、5−8頁

池内恵「書評 ウォルター・ラッセル・ミード著 寺下滝郎訳『神と黄金(上・下)』」『国際政治』第186号、2017年1月, pp. 169-172.
(http://doi.org/10.11375/kokusaiseiji.186_169)

池内恵「『大国エジプト』の没落と再興──紅海岸諸国の雄としての台頭」『国際問題』第656号(2016年11月号)、 13−19頁

池内恵「中東にみる「国民国家」再編の射程—サイクス・ピコ協定から一〇〇年の歴史的位相」『外交』Vol.37、2016年5月号(5月27日発売)、112-120頁

池内恵「巻頭言 特集 帝国の崩壊と呪縛」『アステイオン』第84号、2016年2月

池内恵「グローバル・ジハードが来た道−−拡大と拡散の往還−−」『學士會会報』No. 917(2016-II), 2016年3月1日, 19-23頁

池内恵「中東の地政学的変容とグローバル・ジハード運動−−−−引き金を引いた『イスラム国』」『外交』第28号、外務省、2014年11月、22-29頁

池内恵「中東地域の政治・安全保障における湾岸産油国の影響力──「アラブの春」後のGCC諸国の台頭とその持続性──」『アジ研ワールド・トレンド』第224号、2014年6月号、10-14頁
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/W_trend/201405/ZWT201405_005_46_pdf.html

池内恵「近代ジハード論の系譜学」日本国際政治学会編『国際政治』第175号、有斐閣、2014年3月、115-129頁
(http://doi.org/10.11375/kokusaiseiji.175_115)

池内恵「「指導者なきジハード」の戦略と組織」『戦略研究』第14号、戦略研究学会、2014年3月20日、19-36頁

池内恵「『アラブの春』後の移行期過程」『中東レビュー』Volume 1、アジア経済研究所、2014年2月、92-128頁
(http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/Me_review/pdf/201402_06.pdf)

池内恵「アル=カーイダの夢──2020年、世界カリフ国家構想」『外交』第23号、外務省、2014年1月、32-37頁

池内恵「アラブ諸国に「自由の創設」はなるか──暫定政権と立憲過程の担い手(下)」『UP』第495号(第43巻第1号)、東京大学出版会、2014年1月、41-45頁

池内恵「アラブ諸国に「自由の創設」はなるか──暫定政権と立憲過程の担い手(上)」『UP』第494号(第42巻第12号)、東京大学出版会、2013年12月、33-40頁

池内恵「『だから言っただろう!』──ジハード主義者のムスリム同胞団批判」『アステイオン』第79号、阪急コミュニケーションズ、2013年11月、196—202頁

池内恵「一匹狼(ローン・ウルフ)型ジハードの思想・理論的背景」『警察学論集』第66巻第12号、立花書房、2013年12月、88-115頁

池内恵「エジプトの7月3日クーデタ──「革命」という名の椅子取りゲーム」『UP』第490号(第42巻第8号)、東京大学出版会、2013年8月、24-32頁

池内恵「グローバル・ジハードの変容」『年報政治学』2013年第Ⅰ号、木鐸社、2013年6月、189-214頁
(http://doi.org/10.7218/nenpouseijigaku.64.1_189)

池内恵「『石油君主国』とその庇護者──アラブ世界の君主制はなぜ倒れないか(下)」『UP』489号(第42巻第7号)、東京大学出版会、2013年7月、39-46頁

池内恵「正統性の謎──アラブ世界の君主制はなぜ倒れないか(上)」『UP』488号(第42巻第6号)、東京大学出版会、2013年6月、32-40頁

池内恵「イスラーム主義勢力の百家争鳴」『UP』486号(第42巻第4号)、東京大学出版会、2013年4月、51-57頁

池内恵「特集にあたって──資源外交研究の射程──」『アジ研・ワールドトレンド』第211号、2013年4月、2-3頁

Satoshi Ikeuchi, “Trajectories and Junctures in the Arab Regimes’ Responses to the Arab Uprisings” in Hitoshi Suzuki (ed.), The Middle East Turmoil And Japanese Response—For a Sustainable Regional Peacekeeping System, IDE-JETRO, March 2013, pp. 24-35.

池内恵「エジプト政治は『司法の迷路』を抜けたか」『UP』第484号(第42巻第2号)、東京大学出版会、2013年2月、28-38頁

池内恵「エジプト『コアビタシオン』の再編」『UP』第482号(第41巻第12号)、東京大学出版会、2012年12月、37-44頁

池内恵「『アラブの春』への政権の反応と帰結──六ヶ国の軌跡、分岐点とその要因」『UP』第480号(第41巻第10号)、東京大学出版会、2012年10月、36-43頁

Satoshi Ikeuchi, “How Can We Explain the Arab Spring ?” Japan Spotlight, Vol.31 No.6, November/December 2012, pp. 32-37.

池内恵「エジプトの『コアビタシオン』」『UP』第478号(第41巻第8号)、東京大学出版会、2012年8月、13-22頁

池内恵「『アラブの春』がもたらしたもの」『アステイオン』第76号、阪急コミュニケーションズ、2012年5月、63-81頁

池内恵「エジプト民主化移行期の政軍関係──「政府としての軍」から「制度としての軍」への退出路の模索──」日本貿易振興機構アジア経済研究所、2012年2月
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Seisaku/pdf/120228_ikeuchi.pdf

池内恵「アラブ諸国の政軍関係──分析の視角」日本貿易振興機構アジア経済研究所、2011年11月
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Seisaku/pdf/1111_ikeuchi.pdf

池内恵「『アラブの春』をどうみるか──中東政治研究の再考と刷新のために」『国際問題』No. 605、財団法人日本国際問題研究所、2011年10月、1−9頁

池内恵「政治学は『オズィマンディアスの理』を超えられるか」『UP』第467号(第40巻第9号)、東京大学出版会、2011年9月, 12-20頁

池内恵「『理論』が現実を説明できなくなる時」『UP』第466号(第40巻第8号)、東京大学出版会、2011年8月、22‐29頁

池内恵「中東の政変は「想定外」だったか 「カッサンドラの予言」を読み返す」『UP』第465号(第40巻第7号)、東京大学出版会、2011年7月、33‐40頁

池内恵「アラブ民主化と政治学の復権」『UP』第462号(第40巻第4号)、東京大学出版会、2011年4月、42‐50頁

池内恵「アラブ民主化による米国の対中東同盟政策の再定義」日本国際問題研究所編「日米関係の今後の展開と日本の外交」日本国際問題研究所、2011年3月、105−112頁

池内恵「オバマ政権初年度の中東政策」『国際問題』No. 589、財団法人日本国際問題研究所、2010年3月号、21−36頁

池内恵「井筒俊彦の日本的イスラーム論」『アステイオン』第70号、阪急コミュニケーションズ、2009年5月、172-179頁

【共著論文(学術誌・学会誌)】

宮本悟・池内恵「北朝鮮の弾道ミサイル開発の起源─シャーズィリー・エジプト軍参謀総長の回顧録から」『東亜』第553号、霞山会、2013年7月、78-86頁

【論考(総合雑誌)】

池内恵「エスカレーションから一転 『奇妙な安定』へ」『外交』Vol.60, 2020年3月, pp. 24-31.

池内恵「アメリカ・イラン対立の深層を読み解く」『潮』2020年3月号(2月5日発売), 40−47頁

田中浩一郎・池内恵・小泉悠「米イラン危機から見えてきた新しい戦争のかたち」『公研』2020年2月号

武内宏樹・黒川淳二・池内恵「喧騒の時代の日米中関係 テキサスからの視点」『公研』2019年10月号, 84-103頁

池内恵「繰り返す「アラブの春」と新しい中東の秩序」『Voice』2019年6月号(5月10日発売), 68-75頁

池内恵「日本の『こころ教』とイスラームの『神の法』」『中央公論』2019年1月号, 36-43頁

宇野重規・池内恵「宗教と普遍主義の衝突」『中央公論』2016年9月号

池内恵・中山俊宏・細谷雄一「『イスラム国』が映し出した欧州普遍主義の終焉」『中央公論』2015年4月号, 92−101頁

池内恵「イスラム国 地域大国による中東の秩序再編が進む」『中央公論』2015年1月号(第130巻第1号)60−61頁

池内恵「若者はなぜイスラム国を目指すのか」『文藝春秋』2014年12月号(第92巻第14号)204-215頁

池内恵「「イスラーム国」の衝撃──中東の「分水嶺」と「カリフ制国家」の夢」『中央公論』2014年10月号(第129巻10号)112-117頁

池内恵「必須教養は「アメリカの世界戦略と現代史」」『文藝春秋』2014年7月号、320-327頁

池内恵「団塊世代の『逃げ切り保守』」『文藝春秋』2014年6月号(5月10日発売)、第92巻第7号、328-329頁

池内恵「米国なき後の中東に何が起こる」『文藝春秋』2014年2月号(第92巻第3号、1月10日発売)312-314頁

池内恵「エジプトの「革命」と「反革命」──「七月三日クーデタ」の大きな代償」『中央公論』2013年9月号(第128巻第9号)86-95頁

池内恵「『アラブの春』とイスラーム主義──予想外に与えられた政治的機会」『中央公論』2012年5月号(第127巻第5号)86-94頁