王柯『東トルキスタン共和国研究―中国のイスラムと民族問題』東京大学出版会、1995年 今日は東大出版会の本の紹介が重なりました。 無事のご帰還を祈ります。 先日は、楊海英『モンゴルとイスラーム的中国』…
続きを見る【緊急】神戸大の王柯先生が中国で拘束か?
これは心配です。中国ムスリム、特にウイグル問題で有名な王柯(おう・か)先生が中国に行ったきり連絡が取れないようです。 「神戸大教授:中国で不明に ウイグル族を研究」『毎日新聞』2014年3月22日 …
続きを見る【友情出演】『デザインする思考力』東大EMP
刊行されました。 池内恵「現象全体の仕組みを捉える分析力」東大EMP・横山禎徳編『東大エグゼクティブ・マネジメント デザインする思考力』東京大学出版会、83-123頁 東大EMP(エグゼクティ…
続きを見る昔書いた井筒俊彦論
このブログはこれまでに書いた本や、あちこちに書いて見つかりにくくなった論文やエッセーなどを一覧できるようにとも考えて立ち上げたのだけれども、なかなか時間が取れない。単行本については、本屋に行けば売っ…
続きを見る【掲載情報】「エジプトとチュニジア──何が立憲プロセスの成否を分けたのか」
ウェブ上に記事が掲載されました。無料でダウンロードできます。 池内恵「エジプトとチュニジア──何が立憲プロセスの成否を分けたのか」連載《「アラブの春」後の中東政治》第6回『中東協力センターニュース』2…
続きを見るトルコの3・30地方選挙がエルドアン政権の将来を左右する
トルコで3月30日に行われる統一地方選挙(各地の市長選挙)は急速に、デモと汚職追及で荒波に揉まれたエルドアン政権への民意を図る、重要な意味を持つものとなってきました。 昨年までは(1)統一地方選挙で勝…
続きを見るウクライナ問題(7)沿ドニエストルでもロシア編入への動き?
プーチン大統領は上下両院や連邦政府高官を集めた演説で、クリミア編入への法的措置を取るよう指示を出したとのことなので、やはり本日(18日)未明に載せたエントリ「ウクライナ問題(6)クリミアの次は沿ドニエ…
続きを見るウクライナ問題(6)クリミアの次は沿ドニエストル(モルドバ)に注目
お昼休みにウクライナ情勢チェック。当面はクリミアの帰属に焦点が当たっている。 3月11日にクリミア自治共和国議会で独立宣言採択。 3月16日の国民投票でウクライナからの分離・独立及びロシアへ…
続きを見るリビアの謎のタンカーは米海軍特殊部隊が拿捕
リビア東部の民兵集団が占拠した石油施設から原油を船積みして追っ手を振り切って外洋にでたタンカー「モーニング・グローリー号」が、3月16日深夜に米海軍特殊部隊SEALSが強制的に乗り組んで拿捕した模様…
続きを見るウクライナ問題(5)イラン核開発交渉への影響は?
ウクライナ危機に注目が集まった先月20日頃以降から、中東への関心が低下した気がする。国際的な外交の主要課題が中東から域外に移ったことが、中東の諸問題にどう影響するのだろうか。あるいはウクライナをめぐ…
続きを見るウクライナ問題(4)法律と地政学の間
ウクライナ問題でいろいろ斜め読み。 ウクライナ問題は、現代思想の課題として興味深い。 日本では「現代思想」というと、ほとんどいったこともないフランスのなにやら小難しい思想家のテキストをこねくり回…
続きを見るリビア政府は領域一円支配を取り戻せるか
タンカーの行方よりももっと重要なのは、これをきっかけに流動化したリビア内政がどこへ向かうか、ということ。 リビアの暫定政権を構成する国民全体会議(議会)は、この問題でザイダーン首相を不信任決議して…
続きを見るリビアの石油のゆくえ
リビアの民兵集団が占拠した石油生産施設から船積みした謎の「北朝鮮船籍」タンカーが外洋に出たという話を書いたが(無料で読めます⇒池内恵「リビア東部の「自治」勢力から石油を船積みした「北朝鮮船籍」タンカ…
続きを見るお知らせ 無料公開 リビアの北朝鮮船籍タンカーの行方
お知らせ。当面無料公開になりました。 池内恵「リビア東部の「自治」勢力から石油を船積みした「北朝鮮船籍」タンカーの行方は」『フォーサイト』2014年3月12日
続きを見るウクライナ問題(3)クリミア編入が許されるなら東アジアでは・・・
ウクライナ危機について、素人の私をかなり納得させてくれているのが、ジャーナリストの国末憲人さんが『フォーサイト』に書いている一連の分析。 国末憲人「軍事介入はロシアにとって「得」か「損」か」『フォーサ…
続きを見るリビア反政府派から北朝鮮のタンカーが石油を買った?
昨夜・今朝方、夜更かしして書いてしまいました。書き終わった後に東京地方はぐらっと揺れました。 池内恵「リビア東部の「自治」勢力から石油を船積みした「北朝鮮船籍」タンカーの行方は」『フォーサイト』201…
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