シリアで、イラクで、そしてもしかすると将来はトルコでも、クルド人の自治や独立要求が強まってくると、そもそもクルド人の国家独立要求の範囲は最大どのあたりまでなの?という関心が沸きます。 国家独立や自治を…
続きを見る【今日の一枚】(19)シリア内戦・クルド人勢力(その4)
シリアのクルド人勢力が、シリア内戦と「イスラーム国」に対抗して結束し、米国やロシアの支援を集めていくことで、3つの飛び地が1つにまとまろうとしている。現在はまだ2つに分かれていますが、最近のマンビジュ…
続きを見る【今日の一枚】(18)シリア内戦 クルド人勢力(その3)勢力の拡大
さて、シリア内戦の地図集に戻りましょう。 今日は、「イスラーム国」がシリア北東部で2014年後半に一気に拡大した上で、支配領域を失っていく過程で、クルド人勢力が支配領域を広げていく様子を順に図示した地…
続きを見る第12回中曽根康弘賞の受賞につきまして
昨日、7月1日に、第12回中曽根康弘賞・優秀賞を受賞いたしました。 世界平和研究所の中曽根康弘会長、佐藤謙理事長、北岡伸一研究本部長・中曽根康弘賞運営委員長ほか、選考委員・運営委員の皆様、ご推選いただ…
続きを見る【今日の一枚】(17)イスタンブル・アタチュルク空港で銃撃・自爆テロ
ここのところシリア内戦や「イスラーム国」、クルド人勢力の台頭などについて、地図を通じて紹介する長期シリーズが続いていますが、今日はトルコ。イスタンブルのアタチュルク空港で28日夜(現地時間)に起きたテ…
続きを見る【今日の一枚】(16)シリア内戦 クルド人勢力の台頭(その2)
昨日に示したように、クルド人勢力が主導して、今年3月には「西クルディスターン」の自治政府設立・シリアの連邦化を宣言するまでになりました。 2013年9月の段階で描かれたこの地図では、クルド人勢力の台頭…
続きを見る【今日の一枚】(15)シリア内戦 クルド人勢力の台頭(その1)自治政府宣言
これまでに、シリア内戦について、アサド政権がロシアの空爆に支援されてアレッポ北方で進めた勢力拡大(2016年2月)、米国が支援する新シリア軍による南部のタニフ(タンフ)の制圧と、それに対するロシアの空…
続きを見る【今日の一枚】(14)「イスラーム国」(その4)2015年半ばの最大版図
2015年初頭の段階で、「イスラーム国」のイラクとシリアでの領域支配は拡大一方だったことを前回に示しましたが、その結果としての最大版図はどれぐらいだったか。 ここではニューヨーク・タイムズ紙のよく使わ…
続きを見る【今日の一枚】(13)「イスラーム国」(その3)2015年の領域縮減
2014年6月からこの年の暮れまではもっぱら「イスラーム国」がイラクとシリアで勢力を拡大し固める方向で進んだこと、その結果としての2015年5月当時の勢力範囲をここまでに示してきました。 2015年を…
続きを見る【今日の一枚】(12)「イスラーム国」のイラクとシリアでの領域支配の変遷(その2)2014年後半の拡大・定着
2016年6月10日以来の2年間の「イスラーム国」の領域支配の拡大・縮小を、地図でつらつらと辿ってみましょう。今日は第2回。 ここではシリアに特化してみましょう。この地図は、2014年の8月31日と、…
続きを見る【今日の一枚】(11)「イスラーム国」のイラクとシリアでの領域支配の変遷(その1)衝撃の瞬間
昨日はシリア内戦の最新の動向を見てみましたが、今日からはシリアとイラクでの「イスラーム国」の領域支配について、順を追って見ていきましょう。「イスラーム国」はシリア内戦やイラクの紛争の全体構図から言えば…
続きを見る【今日の一枚】(10)ロシアがシリア南方タニフを空爆:標的は米・英に支援された反体制派
シリア内戦で米・露は停戦と和平協議を支援すると合意していますが、同時に介入によって対立しています。 今度はシリア南部のイラクとの国境の町タニフ(al-Tanif; タンフ al-Tanf)で、「イスラ…
続きを見る【今日の一枚】(9)2016年2月アサド政権のアレッポ北方攻勢
昨日は、シリア内戦の現在の焦点がマンビジュを中心とした、北部のトルコとの国境地帯にある回廊をめぐる諸勢力の競合になっていることを地図で示しました。最近もこのような記事が出ています。 シリア北部のトルコ…
続きを見る【今日の一枚】(8)シリア内戦の焦点マンビジュ:アレッポ北部の回廊2016年6月
先週まではリビア内戦と、局所的な、まだら状の「イスラーム国」の出現、それに対する国内外の動きについて、地図を用いて見てきましたが、これから、少し時間を使って、シリア、そしてイラクでの「イスラーム国」の…
続きを見る【寄稿】『週刊エコノミスト』の読書日記は『高坂正堯と戦後日本』:余談は歴史の秤について
本日発売の『週刊エコノミスト』の読書日記に寄稿しています。 池内恵「今、再び読み直される高坂正堯」『週刊エコノミスト』2016年6月28日号(6月20日発売)、57頁 先日、「いただいた本」でも紹介し…
続きを見る【今日の一枚】(7)リビアの分裂状況(その5)年表を作ってみた
ここのところ、リビアで「まだら状」に「イスラーム国」関連勢力が出現し、それに対して各地の別の勢力や「政府」が対抗していく過程について、地図を紹介してきました。ちょうど今、スィルトの「イスラーム国」の領…
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