【地図と解説】シーア派の中東での分布
「地図で見る中東情勢」の第4回。 イランによるイラクへの介入が、予想通りというか予想よりもさらに早く進んでいます。 また、米国がイラクをめぐってイランと同盟しかねない勢いというのも、あくまでも「理論的…
池内恵(いけうち さとし)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。予想外に評判となってしまったFC2ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝(http://chutoislam.blog.fc2.com/)」からすべての項目を移行しました。過去の項目もここから全て読めます。経歴・所属等は本ブログのプロフィール(http://ikeuchisatoshi.com/profile/)からご覧ください。
「地図で見る中東情勢」の第4回。 イランによるイラクへの介入が、予想通りというか予想よりもさらに早く進んでいます。 また、米国がイラクをめぐってイランと同盟しかねない勢いというのも、あくまでも「理論的…
ISISがモースルを制圧し、ティクリートを陥落させてさらに南下するなか、モースルとバグダードの中間地点の少し南、バグダードの北部125キロに位置するサーマッラーが焦点となっています。 「地図で見る中東…
6月10日にISISがイラク北部の主要都市モースルを掌握。これは衝撃的ですね。しかも勢力を伸ばして南下し、バグダードに迫る勢いです。 モースルはどこかというと、 出典:BBC ISISの今年に入ってか…
アートだ。 「古書店で“バカの壁の壁”を建設中! 大ベストセラー作品をモチーフ」THE PAGE 5月27日(火)10時0分配信 名古屋に「バカの壁の壁」建立中。 本屋に行ってもいい本がない。 最大の…
あんまり時間がたたないうちに書いておこう。 4月11日に、イギリスの著名な中東ジャーナリストのパトリック・シールが亡くなった。1930年生まれで、享年83歳。 代表作はAsad: The Strugg…
週明けの弾丸出張で、カタールのドーハに、3月に続いてまた行くのですが、いつものことながら湾岸産油国に行くのは気が重い。エジプトやシリアやレバノンで中東研究の基礎を学んだ私自身の経験が影響しているのかも…
『週刊エコノミスト』(毎日新聞社)の「読書日記」欄への連載第1回が4月28日(月)に発売されました。 池内恵「ネットで買えるのにあえて書店に行く理由」『週刊エコノミスト』2014年5月6・13日合併号…
『クーリエ・ジャポン』6月号の巻末特別付録「知性を鍛える「教養書」100冊ブックガイド」に、国際情勢を読む10冊の本を紹介するコメントを寄稿しました。 「激動する世界情勢の「背景」と「未来」を知るた…
これを読んで考えた。 「(ニュースの本棚)ウクライナ 「国民統合」の難しさ 末澤恵美」『朝日新聞』2014年4月20日05時00分 この中で、中井和夫『ウクライナ・ナショナリズム 独立のディレンマ』(…
先ほど、『ブリタニカ国際年鑑』に、ボストン・マラソン爆破テロ事件やイナメナスの天然ガス・プラント襲撃事件など、2013年のグローバル・ジハードの動向について回顧・解説を書いた旨を書きましたが、忘れて…
米国のヘーゲル国防長官が4月4日に来日し、昨日(4月5日)夕方には安倍首相と会談した。国際的にはかなり注目されている訪日なのだけれども、肝心の日本での報道は、全部見たわけではないけれども、低調。 例…
先端研の桜。 今日ではなく一昨日(4月2日)の撮影。その前日がたぶん一番満開だったようですが、その日はカメラもiPadも忘れていたので、翌日にあわてて撮っておきました。 今日はいろいろ新しいテーマをめ…
先ほど、『書物の運命』以来書評は書いていない、と記しましたけれども、例外的に、外務省発行の『外交』にだけは書評連載を一年半ほど持っていました。 この時も、ご依頼に対して条件を付けた逆提案をしたとこ…
オランダのハーグで行われる第3回核安全保障サミットに注目が集まる。ロシアのプーチン大統領が欠席するので、ウクライナ危機について西側諸国が一致してどのような対応を取れるのかが問われる。 日本にとって…
このブログはこれまでに書いた本や、あちこちに書いて見つかりにくくなった論文やエッセーなどを一覧できるようにとも考えて立ち上げたのだけれども、なかなか時間が取れない。単行本については、本屋に行けば売っ…
数日前、NHKディレクターでノンフィクション作家の高木徹さんと対談をしていました。そのうちとある雑誌に出る予定ですが、対談の内容は出た時に紹介するとして、対談でも素材にした、高木さんの新刊をご紹介。 …