【寄稿】『日経ビジネス』誌12月19日号でサウジ副皇太子について

短文を寄稿しました。

『日経ビジネス』誌の12月19日号は「次代を創る100人」を前号にわたって特集しているのですが、そのうち一人がサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子なのですが、彼の紹介文を書いています。

池内恵「ムハンマド・ビン・サルマーン」『日経ビジネス』2016年12月19日号, 102頁

ほんの小さな紹介記事ですから、初心者向けに必要なことだけを。こんな細かい仕事ですが、同じページの隣には田中明彦先生(前JICA理事長・現国際大学学長)が、先頃国連事務総長に就任したアントニオ・グテーレスについて紹介文を寄せています。こんなえらい先生方も細かい仕事引き受けてくれるんですね。

彼についてはサウジ専門家がもっとよく知っているかと思いますが、一般向けに、非専門家が知っておくべきことは、という観点ならいいかと思って引き受けました。『フォーサイト』でもう少し専門家の着眼点に近いところを(それでもやはり基礎的な部分)をまとめておいた一文も、長い間かなり読まれているようです。これを読んで依頼が来たのかな。たまにはサウジ専門家ではない私のような広域・比較研究者に聞くのもいいでしょう。

池内恵「『ムハンマド副皇太子』に揺れたサウジの1年」2016年4月29日

2016年の年頭には、ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子(国防相・第2副首相)が、従兄弟のムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子(内相・第1副首相)を置き換えて皇太子に就任、あるいはいっそ父サルマーン国王が譲位して一挙に息子が即位か?時期は今夏にも?などと噂と憶測が飛び交いましたが、夏が過ぎる頃には、当面両者が並存することで落ち着いた模様。それらは「中東通信」でメモしておきました。

池内恵「サウジ・サルマーン国王の息子ムハンマド副皇太子への直接譲位説」2016年1月31日
池内恵「サウジは当面ムハンマド・ビン・サルマーン副皇太子とムハンマド・ビン・ナーイフ皇太子が共存」2016年9月29日

【回顧2016】読売新聞の文化欄「今年の論考ベスト3」で宇野重規さんとの対談が選出

12月19日の読売新聞朝刊文化欄の「回顧2016 論壇」で、論壇委員の先生方がそれぞれに選ぶ「今年の論考ベスト3」に選ばれていました。

久米郁男先生(早稲田大学教授・政治学)と坂元一哉先生(大阪大学教授・国際政治学)のお二方が、いずれも『中央公論』9月号の宇野重規先生との対談をベスト3に選んでくださっていました。

二人から選ばれている論考はこの一本だけでした。

ありがとうございます!