東京大学の五月祭で講演をします。
東大戦史研というサークルの主催です。
演題:「グローバル・ジハード――組織なき組織の動員と戦略」
講演者:池内恵(東京大学・先端科学技術研究センター・准教授)
開催日:2017年5月20日(土)
会場:東京大学本郷キャンパス工学部2号館211号講義室
開場:10:50
開演:11:00
終了予定時刻:13:15
参加するには、ウェブサイトのフォーマットから申し込みが必要です。
個人的には全く縁のないサークルですが、おそらく、依頼を受けた経緯は次の通り。昨年の五月祭では小泉悠さんが同じ枠で講演をするという情報がSNSで回って来て、私はそのころ小泉さんに学会や雑誌特集号など複数の依頼をしていた関係から、勉強させてもらおうと出かけていきました。
非常に多くの聴衆が詰めかけていて、また、小泉さんの話ぶりは非常に巧みで内容も深く、私自身も地域研究者としても、いろいろ興味をそそらせるところが多く、楽しめました。モスクワのエレベーターのボックスに座っているおばちゃんの話が特に面白かったですね。
私は立ち見で後ろにいただけだったのですが、何かの具合にで面が割れ、それで依頼を受けたのだと思う。
私は軍事史に詳しくないので、軍事に興味がある方々の関心に会うものはできませんよ、ということをお伝えしてお断りしようとしたのだけれども、それでもいいというので、最近考えているグローバル・ジハード論のあれこれをお話しすることにしました。
軍事そのものに強い関心がある、という人にはちょっと物足りないかもしれませんが、社会学とか国際関係論などに興味がある人にも参考になるところがあるようにしようかと思います。