締め切り忘れてしもた。
・・・なぜエセ関西弁になっているのか。忙しすぎてちょっと壊れてます。
それで今朝発売の、『週刊エコノミスト』の読書日記は、突如として小説を取り上げました。5週に一度の連載の締め切りをすっかり忘れて、朝になってから「今日の昼までに」と言われたので、こっそり逃避して読んでいた小説について小一時間ばかりでささっと書きました。芸は身を助く。逃避も時に。
時間あらへんし、「ロスジェネ小説を読む」とかてきとーなお題目立ててな、同世代からちょっと下ぐらいの作家の、山崎ナオコーラと西加奈子についてな、書いたんや。
池内恵「ロスジェネ小説に見つけた『中東引き揚げ者」の文学」『週刊エコノミスト』2015年11月17日号(11月9日発売)、57頁
(雑誌の目次はこちらから。いつも通り、Kindle版等電子書籍には収録されていません)
西加奈子『サラバ!』は、ゆうたかて著者が「1977年テヘラン生まれ・カイロ育ち」やろ、「研究と関係ある!」と強弁できへんこともないんやが(そやけど大阪育ちやろ)、ナオコーラは説明つかへんな。
・・・関西人に不快感を与えるのでもうやめます。
そういえばこういう研究プロジェクトもやっているので、まんざら逃避でもないのです。書評も真面目に理屈で書いている。77年にテヘラン生まれで幼い頃にカイロに移るって言ったら背景に歴史上のあの出来事とかこの事件とかあるよねきっと、という話。