文芸誌の『文學界』の特集「『反知性主義』に陥らないための必読書50冊」に寄稿しました。
池内恵「『日亜対訳クルアーン』(中田考監修、作品社)」文學界、2015年7月号、167-169頁
タイトルを読んで字のごとく、中田考訳・監修の『日亜対訳 クルアーン』を一冊に挙げているのですが、そもそも反知性主義批判を主張する人たちの反知性主義っぷりに呆れて、特集全体に物申している内容のコラムです。
冒頭から、飛ばしています。
(前略)「反知性主義」が日本の出版業界のちょっとした流行りとなってこんな依頼が舞い込んだのだが、世に出る「反知性主義関連本」の著者はというと、どう考えてもまさに反知性主義者そのもの、といった面々が並ぶ。反知性主義に陥りたくなければまず、声高に他人を「反知性主義」と罵っているような人々の名前で出た本は読まない、というところから始めることが鉄則だろう。(以下略)
で、雑誌の頁をめくると前後に早速そういう面々とも数多く出会えるというオツな趣向です。
続きは読んでみてください。