もう一本、じっくり読み込んで書評していただいていたのを、ちょっと遅くなりましたが、紹介します。
丸山純「中東の過去と現在を見通してイスラームとの共生を探る」『望星』2016年12月号(通巻571号)、東海教育研究所、2016年12月1日発行、104−107頁
『望声』は東海教育研究所が発行、東海大学出版部から発売されている。丸山さんは「デジタルエディター」の方です。この雑誌の「忙中本あり 閑中本あり」という書評連載で取り上げてくださっています。
『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』を読み込み、そこで紹介した映画『アラビアのロレンス』を改めて観て、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)についても言及があります。
私の本に触れた上で、常岡浩介さんの『イスラム国とは何か』(旬報社)や桜木武史さんの『シリア 戦場からの声』(アルファベータブックス)などに手を伸ばす、というところが、いいですね。