日本時間今朝10時(米東部時間9月10日夜9時)から、オバマ大統領が対イスラーム国の戦略、特にシリアへ空爆の範囲を広げる件で、注目度の高い演説を行った。【一部分の映像】 事前に内容は予想できていたので…
続きを見る【寄稿】「イスラーム国」の衝撃──『中央公論』10月号
イスタンブルから帰国して以来、あまりに忙しくて更新できないでいた。「中東の地政学的リスクの増大」についての関心が高まり、セミナーやレクチャーに駆け回っている。その間にも仰せつかっている各種報告書の執筆…
続きを見るトルコの戦勝記念日(共和国の領土の確保)
今日までイスタンブールにいる。昼過ぎから、仕事が一息ついて、夜便に乗って帰る前にちょっと街に出られた。 今日はトルコの戦勝記念日で祝日。 街は赤地に白抜きの新月と星のトルコ国旗で溢れている。 アンカラ…
続きを見る~夏休みの自由研究の課題を発表~トルコの英字紙3紙を読み比べてみよう
いつもはこのブログではかなり懇切に中東に関するメディアの紹介や新聞記事の内容を解説していると思うが、今日は忙しいし、せっかくトルコにいるのでいろいろやることがある。 なので今回は媒体と記事のタイトルだ…
続きを見る束の間の休息──ボスフォラス海峡を見渡す
イスタンブールでの会議終了。「中東協力現地会議」。日本の中東に関係する各社と官庁・機関が一堂に会する年に一度の恒例の行事。今年はイスタンブールで開催。講演を務めるために呼んでいただきましたが、私にとっ…
続きを見る【寄稿】週刊エコノミストの読書日記(第4回)学術出版の論理は欧米と日本でこんなに違う
イスタンブールで会議中。講演を終えて一瞬中座して書きかけの論文を送信。完全に日本時間・仕事とこちらの時間・仕事を同時に並行してこなしています。内容は重なっているが。 まだ現物を手にしていないが、『週刊…
続きを見るウクライナ上空回避を実体験~国際航路の安全保障が紛争と紛争解決の焦点に
仕事でトルコのイスタンブールに来ています。 来る時はずっと本を読んでいて重要な本を2冊も読めたので大変有益かつ疲労したのですが、唯一利用した機内エンターテインメントが飛行ルート地図。 東京からイスタン…
続きを見る「マキャベリスト・オバマ」の誕生──イラク北部情勢への対応は「帝国」統治を学び始めた米国の今後を指し示すのか
しばらくブログの更新が途絶えていた。北の方の涼しい所に行ってきまして、ウェブ環境があまり良くなく、長期的な読書と思索に専念していました。 その間のニュースは活字データで押さえていましたが、主要な話題は…
続きを見るガザ紛争で再び72時間停戦──収束に向かう遅々とした歩み
イスラエル・ガザ紛争については、空爆開始から数えて29日目の8月5日朝に発効した一時停戦(72時間)を画期として、一時的な揺り戻しはあれども、収束に向かっているものと考えています。 エジプトは8月10…
続きを見るトルコ大統領選挙は地域間格差による明瞭な結果が出た
トルコ大統領選挙の投票が10日に行われ、正式な開票結果の発表はまだですが、エルドアン首相が勝利したようです。第一回投票で52%弱を獲得し、決選投票を行わずに当選が決まりそうです。 8月8日のNHKBS…
続きを見る米国のイラク北部限定空爆の意図と目標
8月7日のオバマ大統領によるイラク北部への空爆・人道物資投下の許可を受けて、米軍は8日にイラク北部クルド人自治区(クルド自治政府)の首都エルビール付近で、侵攻するISIS(改称して「イスラーム国家(I…
続きを見るガザ情勢のライブ・アップデートはこちらから
ガザ情勢について、停戦期限が切れた後の詳細な状況は、イスラエル紙のホームページあるいはアルジャジーラなどの国際衛星放送ホームページのライブ・アップデートで分かります。 タイムズ・オブ・イスラエル Tr…
続きを見るガザの一時停戦が延長合意ないまま期限切れ──ハマース軍事部門は挑発に出るか
イスラエルとガザのハマースの間の紛争は、8月5日朝8時(現地時間)から72時間の停戦が発効し、ここまで概ね守られてきましたが、8日朝8時(日本時間では午後2時)に期限が切れます。あと10分を切りました…
続きを見る【テレビ出演】本日夜10時、NHK-BS1「国際報道2014」に出演──テーマはトルコ大統領選挙
本日夜10時からのNHK-BS1「国際報道2014」にスタジオ出演して解説する予定です。 テーマは8月10日投票のトルコ大統領選挙。トルコ共和国史上初の直接選挙による大統領選出です。ここにエルドアン首…
続きを見るイスラエル・ガザの紛争に収束の兆し
ガザでのイスラエルとハマースの紛争が収束に向かっています。 8月5日朝から、72時間の期間限定した停戦が発効しており、現在のところ破られておりません。明日8月8日金曜朝で停戦の期限が切れますが、カイロ…
続きを見る【寄稿】イラクの「宗派紛争」について
ブログの更新の間隔が空いてしまいました。夏休み、ということではなく、ものすごく忙しい時にこうなります。 『潮』の9月号にイラク政治や「イスラーム国家」について寄稿しました。 池内恵「緊迫のイラク情勢と…
続きを見る